【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績の分析2023年3月期第2四半期累計期間(2022年4月1日~2022年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症による国内外の経済への影響が続いております。加えて、ウクライナ情勢の長期化による原材料価格の上昇や、外国為替市場での急激な円安・ドル高による影響で、景気の先行きは不透明且つ厳しい状況が続いております。このような環境のもと、当第2四半期のソフトウエア販売の営業収益、「App Pass」運用受託収入の何れも前年同四半期より減少しております。一方、サイト広告販売の営業収益、「QuickPoint」(「PayPayポイント」のポイントモール)の当第2四半期の営業収益は、前年同四半期より増加し、「みんなの電子署名」「みんなのタイムスタンプ」の営業収益も緩やかに増加しております。また、当第2四半期の営業費用は、前第3四半期末に「App Pass」に関連するソフトウエアの減価償却が完了となったこと等により、前年同四半期に比べて減少しております。以上の結果、当第2四半期累計期間の営業収益は1億30百万円(前年同四半期比33.7%減)、営業損失は1億29百万円(前年同四半期は1億47百万円の営業損失)、経常損失は1億28百万円(前年同四半期は1億44百万円の経常損失)、四半期純損失は1億29百万円(前年同四半期は1億45百万円の四半期純損失)となりました。
(2) 財政状態の分析当第2四半期会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ1億52百万円減少して8億24百万円となりました。また、負債合計が前事業年度末に比べ22百万円減少して2億60百万円となり、純資産合計が前事業年度末に比べ1億29百万円減少して5億64百万円となりました。(資産)流動資産減少の主な要因は、現金及び預金が2億49百万円、売掛金が10百万円、未収入金が14百万円、その他が25百万円減少したこと等によるものです。固定資産増加の主な要因は、ソフトウエアが1百万円減少したものの、預け金が1億50百万円増加したこと等によるものです。(負債)流動負債減少の主な要因は、その他が7百万円増加したものの、買掛金が9百万円、預り金が23百万円減少したこと等によるものです。固定負債増加の要因は、退職給付引当金が2百万円、役員退職慰労引当金が1百万円増加したことによるものです。(純資産)純資産減少の要因は、四半期純損失1億29百万円を計上したことによるものです。また、自己資本比率は68.5%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析当第2四半期累計期間において現金及び現金同等物は、期首残高の7億83百万円から2億49百万円減少し、期末残高が5億33百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期純損失1億28百万円から減価償却費や預り金等の増減額を足し引きした小計段階で99百万円の支出となり、利息及び配当金の受取りや法人税等の還付を加算した結果、99百万円の支出(前年同四半期は52百万円の支出)となりました。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、長期預け金の預入による1億50百万円の支出(前年同四半期は1億円の収入)となりました。この結果、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合わせた純現金収支(フリーキャッシュ・フロー)は2億49百万円の支出となり、現金及び現金同等物の残高の減少要因となりました。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローはありませんでした(前年同四半期もなし)。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。
(6) 従業員数当第2四半期累計期間において、提出会社の従業員数は前事業年度末に比べて著しい変動はありません。
(7) 主要な設備当第2四半期累計期間において、主要な設備及び主要な設備計画等の著しい変動はありません。