【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)
経営成績当第3四半期累計期間の経営成績につきましては、以下のとおりです。
2021年12月期第3四半期累計期間
2022年12月期第3四半期累計期間
増減額
増減率
売上高(百万円)
33,437
35,315
-
-
営業利益(百万円)
3,153
4,066
912
28.9%
経常利益(百万円)
3,257
3,918
660
20.3%
四半期純利益(百万円)
2,238
2,856
618
27.6%
(注)第1四半期会計期間の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しており、当該会計基準等を適用した後の数値となっているため、売上高の増減額、増減率は記載しておりません。
当社は、第1四半期会計期間の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。このため、比較対象となる前第3四半期累計期間の収益認識基準が異なることから、当第3四半期累計期間の経営成績については、売上高、費用面に関しては前第3四半期累計期間と比較しての増減額及び増減率(%)は記載しておりません。なお、「収益認識に関する会計基準」等の適用による営業利益、経常利益及び四半期純利益への影響はありません。詳細は「第4.経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項 (会計方針の変更等)(会計方針の変更)(収益認識に関する会計基準等の適用)」に記載しております。
売上高は、「収益認識に関する会計基準」等の適用及び薬価改定による減少があったものの、アレルゲン領域、皮膚疾患領域における販売数量の伸長等により、35,315百万円(前年同期は33,437百万円)となりました。
各フランチャイズ領域における主要な製品・商品の販売状況につきましては、以下のとおりです。・腎・透析領域におきましては、「リオナ錠(高リン血症治療剤、鉄欠乏性貧血治療剤)」が5,037百万円(前年同期は4,941百万円)となり、「レミッチ(透析患者における経口そう痒症改善剤)」は後発品の影響に加えて薬価改定もあり2,613百万円(前年同期は3,780百万円)となりました。・皮膚疾患領域におきましては、「コレクチム軟膏(外用JAK阻害剤)」が小児向け処方を含む販売数量の伸長により3,945百万円(前年同期は2,669百万円)となりました。なお、「アンテベート(外用副腎皮質ホルモン剤)」は薬価改定の影響により2,959百万円(前年同期は3,546百万円)となりました。・アレルゲン領域におきましては、アレルゲン免疫療法のさらなる普及により「シダキュア スギ花粉舌下錠(アレルゲン免疫療法薬)」は6,757百万円(前年同期は5,687百万円)となり、「ミティキュア ダニ舌下錠(アレルゲン免疫療法薬)」は6,171百万円(前年同期は5,085百万円)となりました。
費用面におきましては、売上原価は18,394百万円(前年同期は16,190百万円)となり、販売費及び一般管理費は主に「収益認識に関する会計基準」等の適用による減少により、12,854百万円(前年同期は14,092百万円)となりました。
以上の結果、営業利益は4,066百万円と前年同期に比べ912百万円(28.9%)、経常利益は継続的な円安進行による仕入債務等に係る為替差損の増加、製造委託契約の解約違約金を営業外費用に計上したこと等により3,918百万円と前年同期に比べ660百万円(20.3%)、四半期純利益は政策保有株式の縮減に伴う投資有価証券売却益を特別利益に計上したこと等により2,856百万円と前年同期に比べ618百万円(27.6%)それぞれ増加しました。
前事業年度に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響により、医薬情報担当者(MR)の医療機関への訪問自粛等、事業活動に影響が生じておりますが、ITを活用した適正使用情報提供活動の拡充等により対応しております。なお、当第3四半期累計期間の業績への影響は軽微です。
(2) 財政状態当第3四半期会計期間末の総資産は、129,677百万円と前事業年度末に比べ1,133百万円(0.9%)減少しました。これは、投資有価証券が5,661百万円、現金及び預金が3,193百万円、投資その他の資産のその他に含まれる長期前払費用が493百万円増加しましたが、キャッシュ・マネージメント・システム預託金が9,190百万円、受取手形及び売掛金が1,068百万円減少したこと等によるものです。負債につきましては、11,407百万円と前事業年度末に比べ2,387百万円(17.3%)減少しました。これは、流動負債のその他に含まれる未払金が1,217百万円、未払法人税等が805百万円、買掛金が466百万円減少したこと等によるものです。純資産につきましては、118,269百万円と前事業年度末に比べ1,254百万円(1.1%)増加しました。これは、主に利益剰余金が1,507百万円増加したことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は1,089百万円です。
研究(共同)開発・導入活動の主な進捗及び成果につきましては、以下のとおりです。(皮膚疾患領域)アリル炭化水素受容体(AhR)モジュレーター「JTE-061」(一般名:tapinarof)・日本たばこ産業株式会社と日本国内における共同開発及び販売に関する契約を締結した「JTE-061」につきまして、2022年7月、日本国内で実施中の第Ⅲ相臨床試験のうち、アトピー性皮膚炎患者を対象とした比較試験の速報結果を得ました。得られた速報結果では、有効性の主要評価項目について基剤に対する「JTE-061」の優越性が確認されました。また、安全性及び忍容性に関して、特に大きな問題は認められませんでした。今後、本試験と並行して実施中の他の臨床試験の成績等をもとに、日本国内における製造販売承認申請を目指します。・「JTE-061」につきまして、2022年9月、日本国内で実施中の第Ⅲ相臨床試験のうち、尋常性乾癬患者を対象とした比較試験の速報結果を得ました。得られた速報結果では、有効性の主要評価項目について基剤に対する「JTE-061」の優越性が確認されました。また、安全性及び忍容性に関して、特に大きな問題は認められませんでした。今後、本試験と並行して実施中の他の臨床試験の成績等をもとに、日本国内における製造販売承認申請を目指します。
皮膚疾患治療薬「TO-208」(Verrica Pharmaceuticals Inc. 開発番号:VP-102)・Verrica Pharmaceuticals Inc.と日本国内における独占的開発・商業化権に関するライセンス契約を締結した「TO-208」につきまして、2022年7月、伝染性軟属腫を適応症とした日本国内における第Ⅲ相臨床試験を開始しております。
