【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第1四半期累計期間(2023年4月1日から2023年6月30日まで)における国内経済は、新型コロナウイルス感染症による影響が和らいでいるものの、為替相場の変動、海外経済の減速や資源高、ウクライナ情勢などの要因により、先行き不透明感が続いています。一方、当社の経営成績に影響を及ぼす建築動向も、依然として全国的な都市再開発などの継続が確認されるものの、海外経済の動向や為替・物価変動等が国内企業の設備投資意欲に影響を及ぼすことが懸念され、予断を許さない状況が続いております。
このような経済状況のもと、当社は中期経営計画(2022年度-2026年度)の2年目にあたり、①生産工程の機械化・自動化 ②製品品質の向上 ③収益基盤の再構築 ④経営の効率化 ⑤人材育成 といった重点推進課題を掲げ、課題解決に向けた取り組みを推進しました。
これらの結果、当第1四半期累計期間の売上高は14億12百万円(前年同期比7.7%増)、営業利益は56百万円(前年同期比35.7%増)、経常利益は57百万円(前年同期比40.7%増)、四半期純利益は36百万円(前年同期比25.7%増)となりました。
なお、当社が手がけるサイン製品の需要は下半期に偏る一方で、固定費はほぼ恒常的に発生するため、当社は利益が下半期に偏るなど経営成績に季節的な変動があります。
また、当社はサイン製品事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績については記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期会計期間末における流動資産は26億69百万円となり、前事業年度末に比べ3億55百万円減少いたしました。これは主に売上債権が2億73百万円減少したことによるものであります。固定資産につきましては30億41百万円と、前事業年度末に比べ5百万円増加いたしました。
この結果、総資産は57億11百万円となり、前事業年度末に比べ3億50百万円減少いたしました。
(負債)
当第1四半期会計期間末における流動負債は24億8百万円となり、前事業年度末に比べ3億6百万円減少いたしました。これは主に仕入債務が1億61百万円減少したことによるものであります。また、固定負債は3億14百万円となり、前事業年度末に比べ20百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が26百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は27億22百万円となり、前事業年度末に比べ3億27百万円減少いたしました。
(純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産合計は29億89百万円となり、前事業年度末に比べ23百万円減少いたしました。これは主に剰余金の配当が60百万円生じたことによるものであります。
この結果、自己資本比率は52.3%(前事業年度末は49.7%)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積もりに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積もりに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
特記すべき事項はありません。
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