【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当社グループはインターネット・エンタメ事業、投資・インキュベーション事業の各事業において、積極的な投資に取り組んでまいりました。
当第1四半期連結累計期間の当社グループの業績は、売上高16,590百万円(前年同期比21.3%増)、営業利益1,584百万円(同2.0%増)、経常利益2,428百万円(同46.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,813百万円(同3.2%減)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
①インターネット・エンタメ事業
主力とするゲーム・アニメ領域においては、既存スマートフォン向けアプリゲーム(以下、「アプリゲーム」)の長期運営体制による収益安定化及び海外展開による収益力向上に取り組むとともに、新規アプリゲームの開発を進めてまいりました。メタバース領域においては、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」のコンテンツ拡充及びコミュニケーション機能拡充を進めるとともにグローバル展開を進めてまいりました。また、コマース・DX領域においては、メディア力強化とSaaS機能強化及び企業のDX支援を進めてまいりました。
ゲーム・アニメ領域のアプリゲームが堅調に推移した結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高16,131百万円(前年同期比30.8%増)、営業利益1,777百万円(同263.5%増)となりました。
②投資・インキュベーション事業
投資・インキュベーション事業においては、インターネット・IT領域を中心に投資するベンチャーキャピタルやスタートアップへの投資に取り組んでまいりました。当社出資ファンドにおける保有株式の売却による収益が減少した結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高459百万円(前年同期比65.9%減)、営業損失193百万円(前年同期は営業利益1,065百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は120,633百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,903百万円増加致しました。流動資産は104,197百万円(前連結会計年度末比3,994百万円増)となりました。主な増加要因は「現金及び預金」が8,112百万円減少した一方、「金銭の信託」が13,448百万円増加したことによるものであります。固定資産は16,435百万円(同91百万円減)となりました。主な減少要因は「投資有価証券」が685百万円増加した一方、「その他」が702百万円減少したことによるものであります。
負債につきましては30,976百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,176百万円増加致しました。流動負債は14,130百万円(同1,844百万円減)となりました。主な減少要因は「契約負債」が411百万円増加した一方、「未払法人税等」及び「賞与引当金」がそれぞれ1,846百万円、553百万円減少したことによるものであります。固定負債は16,845百万円(同7,020百万円増)となりました。主な増加要因は「社債」が7,700百万円増加したことによるものであります。
純資産につきましては、89,656百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,273百万円減少致しました。主な減少要因は「その他有価証券評価差額金」が1,268百万円減少したことによるものであります。
企業の安定性を示す自己資本比率は、当第1四半期連結会計期間末は73.9%であります。また、支払い能力を示す流動比率は、当第1四半期連結会計期間末は737.4%となっております。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は266百万円であります。
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