【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、当社は、当第3四半期連結累計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度との比較分析は行っておりません。
(1)財政状態の状況
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は1,338,830千円となりました。主な内訳は、現金及び預金1,257,105千円であります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は132,845千円となりました。主な内訳は、無形固定資産45,679千円、投資その他の資産48,525千円であります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は226,452千円となりました。主な内訳は、買掛金46,942千円、未払法人税等53,324千円であります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は1,245,223千円となりました。主な内訳は資本金240,597千円、利益剰余金814,088千円であります。
(2)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの影響が長期化しながらも、各種制限等の緩和により、経済活動・社会活動が正常化へ向けた動きが進んでおります。一方で、世界的な原材料や資源の価格高騰、ロシアのウクライナ侵攻の長期化、米国の地方銀行破綻などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの事業領域である人材・就職支援業界においては、2023年3月の有効求人倍率は1.32倍(前年同月は1.23倍。厚生労働省調査)、完全失業率が2.8%(前年同月は2.6%。総務省統計局調査)となっており、新型コロナウイルス感染症の影響は残しつつも、安定的に推移しております。
このような環境のなか、当社グループは、事業の柱である「高専生のための合同企業説明会」のほか、全国の高等専門学校から各学校が主催する「学内合同企業説明会」の受託を中心に進めました。また、2022年10月に技術系転職サイト「転職スイッチ」のサービスにおいて、理工系人材の紹介をスタートしておりますが、製造業をはじめとする多くの企業において、高専卒業生などの理工系人材ニーズは旺盛であると感じております。それを受けて、技術系労働者の有料職業紹介事業などを促進する目的で、2023年2月1日付で子会社「メディア総研イノベーションズ株式会社」を設立いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は852,371千円、営業利益は270,803千円、経常利益は269,089千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は185,159千円となっております。
なお、当社は、主たる事業である学生イベントの開催日が第2、第3四半期連結会計期間に集中する傾向があり、通常、第2、第3四半期連結会計期間の売上高は第1、第4四半期連結会計期間の売上高と比べて著しく増加する傾向にあります。
また、当社は学生イベント事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
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