【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルスに関わる行動制限の緩和を受けて、国内旅行や外食等の個人消費が拡大し、景気回復を後押ししているものの、急激な為替変動、食料品やエネルギー価格上昇によるインフレ圧力の高まりに加えて、ウクライナ情勢長期化等の影響により、全体としては景気回復途上の状況です。
当社が属する情報通信・エレクトロニクス業界におきましては、自動車の電動化や産業機器の自動化に向けた需要増加等により、設備投資意欲は引き続き旺盛ながら、世界的な半導体供給不足や資源・原材料価格高騰の影響を受け、先行き不透明な状況が続いております。
このような事業環境の下、当社では、継続的で安定した事業基盤の構築に向けて、長年培ったストリーミング技術を基に、要件定義から設計・実装、各種標準規格提案、アプリケーション開発、検証環境構築まで一気通貫で技術提供可能なエンジニアリング・サービスを展開し、ストリーミング製品(ソフトウェア製品、システムプラットフォーム製品)を組み合わせた付加価値の高いソリューション提案活動に注力してまいりました。
以上のような取り組みの結果、需要先各社における新規開発プロジェクト受注獲得に繋がり、当第3四半期累計期間の売上高は6億54百万円(前年同四半期比13.1%増加)となりました。損益面では、営業利益は1億18百万円(前年同四半期比75.1%増加)、経常利益は1億18百万円(前年同四半期比75.7%増加)となり、更に繰延税金資産の計上により、四半期純利益は1億35百万円(前年同四半期比135.0%増加)となりました。
当第3四半期会計期間末における総資産は、9億11百万円となり、前事業年度末に比べ1億5百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の増加12百万円、受取手形及び売掛金の増加62百万円、繰延税金資産の増加32百万円等によるものであります。
負債の部は、1億65百万円となり、前事業年度末に比べ29百万円減少いたしました。これは主に、前受収益の増加3百万円、未払法人税等の減少14百万円、賞与引当金の減少14百万円等によるものであります。
純資産の部は、7億46百万円となり、前事業年度末に比べ1億35百万円増加いたしました。これは、利益剰余金の増加1億35百万円によるものであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は8百万円(前年同四半期比11.3%減少)であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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