【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社及び連結子会社(以下、「当企業集団」という。)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当企業集団の当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、産業関連部門のシステム構築が減少したほか、金融関連部門のシステム運用管理及び公共関連部門・産業関連部門のシステム機器販売が減少したことなどにより、売上高は、前年同四半期比1,327百万円(7.5%)減の16,372百万円となりました。
損益面につきましては、減収影響があったものの、不採算案件の発生抑制と生産性の向上等により売上総利益率が改善したことを主因として、営業利益は485百万円と前年同四半期比366百万円(306.6%)の増益、経常利益も526百万円と前年同四半期比351百万円(201.9%)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益も391百万円と前年同四半期比274百万円(234.8%)の増益となりました。なお、特別利益として、第2四半期に固定資産売却益38百万円を計上しております。
連結のセグメント別売上高は、次のとおりです。
① 金融関連部門SMBCグループ向けBPO業務の終了を主因としてシステム運用管理が減少したことに加え、前年同四半期にあった複数のSMBCグループ以外向け大口システム開発案件が終了したことなどによりシステム構築も減少したことから、売上高は4,816百万円と前年同四半期比405百万円(7.8%)の減収となりました。
② 公共関連部門公団体向けのシステム開発案件が増加したことなどに加え、病院向けBPO業務が増加したことを主因としてシステム運用管理も増加したことから、売上高は4,432百万円と前年同四半期比14百万円(0.3%)の増収となりました。
③ 産業関連部門大手ベンダー向けデジタル基盤案件が減少したことに加え、前年同四半期にあった複数の大口ERPソリューション案件の反動減などによりシステム構築が減少しました。また、前年同四半期にあった複数の大口システム機器導入案件の反動減を主因としてシステム機器販売も減少したことから、売上高は7,123百万円と前年同四半期比936百万円(11.6%)の減収となりました。
当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、総資産が前連結会計年度末比541百万円減少して21,746百万円に、一方、純資産は前連結会計年度末比207百万円増加して17,548百万円となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末比2.9%上昇して80.7%となっております。
(2)
事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において当企業集団の事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)
研究開発活動当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は8百万円であります。
#C4761JP #さくらケーシーエス #情報通信業セクター