【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 業績の状況当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響は収束しつつあり、経済活動は持ち直しの動きがみられました。一方で、エネルギー価格の上昇や円安に伴う物価上昇、ウクライナ情勢の長期化など、依然として先行き不透明な状態が続いております。外食産業におきましては、感染症対策の緩和等により人流が戻りつつありますが、物価上昇や労働力不足など、厳しい経営環境が続いております。このような環境のもと、当社グループでは、人員配置の適正化や生産性の向上、本社費用の削減に引き続き取り組むとともに、既存店舗のリニューアル、及び業態開発に取り組んでおります。当第1四半期連結累計期間の直営店の出退店におきましては、2店舗をリニューアルし、6店舗を閉店いたしました。これらにより、2023年5月末日現在の業態数及び店舗数は、61業態112店舗(国内110店舗、海外2店舗)となりました。以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は2,573百万円(前年同期比55.8%増)、営業利益は44百万円(前年同期は営業損失379百万円)、経常損失は7百万円(前年同期は経常損失347百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は31百万円(前年同期比53.8%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、当第1四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。① 飲食事業飲食事業におきましては、既存店舗のリニューアルに取り組みました。リニューアルでは、2023年3月「メンタイキック」(名古屋市中区)を「マリナラ」、「UMEHA」(名古屋市中村区)を「ほっこり」にリニューアルオープンいたしました。また、2023年3月「ほっこり」(名古屋市中区)、「博多かわ屋」(名古屋市中村区)、「華・桐」(名古屋市中区)、4月「カラオケ天国歌姫のハート」(名古屋市中区)、「芋蔵」(宮崎県仙台市)、5月「おばんざい台所 おふくろ」(名古屋市中区)を閉店いたしました。その結果、飲食事業における売上高2,413百万円(前年同期比64.3%増)、営業利益は181百万円(前年同期は営業損失152百万円)となりました。
② 不動産事業テナントビル「EXIT NISHIKI」や「jG金山」などの賃貸収入が安定的な収益に寄与いたしました。その結果、不動産事業における売上高は382百万円(前年同期比1.6%減)、営業利益は50百万円(同9.4%減)となりました。③ その他の事業卸売業及び人材派遣業等のその他の事業における売上高は82百万円(前年同期比38.2%減)、営業損失は40百万円(前年同期は営業損失70百万円)となりました。
(2) 財政状態当第1四半期連結会計期間末における総資産は9,111百万円(前連結会計年度末比213百万円減少)となり、負債は7,897百万円(同266百万円減少)、純資産は1,213百万円(同52百万円増加)となりました。流動資産につきましては、前連結会計年度末に比べ総額で251百万円減少し1,678百万円となりました。これは、借入金の返済などにより現金及び預金が328百万円減少したこと、売掛金が68百万円増加したことなどが主な要因であります。固定資産につきましては、前連結会計年度末に比べ38百万円増加し7,432百万円となりました。これは、店舗設備の取得などにより有形固定資産が58百万円増加したことなどが主な要因であります。流動負債につきましては、前連結会計年度末に比べ246百万円減少し1,778百万円となりました。これは、未払金が108百万円減少したこと、未払消費税等が99百万円減少したこと、1年内返済予定の長期借入金が61百万円減少したことなどが主な要因であります。固定負債につきましては、前連結会計年度末に比べ19百万円減少し6,119百万円となりました。これは、長期借入金が61百万円減少したことなどが主な要因であります。純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ52百万円増加し1,213百万円となりました。これは、新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ31百万円増加したこと、剰余金の配当により資本剰余金が40百万円減少したこと、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより利益剰余金が31百万円増加したことなどが主な要因であります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動特記すべき事項はありません。
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