【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当社グループは「世界に氾濫する情報から”知”を創造していく」ことをミッションとし、他に類のない自然言語処理・類似性評価・2次元可視化・指標化等の技術により、さまざまな文書情報を用いた各種の解析サービスを提供しております。
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策としての活動制限が緩和されることにより経済活動が徐々に再開されている一方、為替相場の変動やロシアのウクライナ侵攻に起因した資源価格の高騰など、依然として先行き不透明な状態が継続しています。
このような環境の下、当社グループは、引き続き国内及び海外におけるコンサルティングサービス及びASPサービスのさらなる販売拡大に取り組んだ結果、国内のASPサービスを中心に堅調に推移いたしました。また、営業活動等で必要な人材の採用を行いまして、採用は5名となりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は544,333千円(前年同期比4.3%増)、営業利益は72,385千円(前年同期比5.6%減)、経常利益は70,540千円(前年同期比20.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は70,198千円(前年同期比6.3%増)となりました。
なお、当社グループはアルゴリズム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
主なサービス別の状況は以下のとおりであります。
(a)コンサルティングサービス
当第3四半期連結累計期間におけるコンサルティングサービスの売上高は、287,944千円(前年同期比4.2%減)でありました。
(b)ASPサービス
当第3四半期連結累計期間におけるASPサービスの売上高は、251,733千円(前年同期比18.2%増)でありました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は850,656千円となり、前連結会計年度末に比べ42,433千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が59,269千円、仕掛品が578千円減少し、売掛金が2,801千円増加したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は69,360千円となり、前連結会計年度末に比べ5,406千円減少いたしました。これは減価償却等によって有形固定資産が3,170千円、投資その他の資産が2,236千円減少したことによるものであります。
この結果、総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ47,840千円減少し、920,016千円となりました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は109,093千円となり、前連結会計年度末に比べ121,715千円減少いたしました。これは主に未払法人税等が25,374千円、前受金が59,932千円、その他流動負債が36,973千円減少したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は646千円となり、前連結会計年度末に比べ23千円減少いたしました。これはその他固定負債が303千円増加し、リース債務が326千円減少したことによるものであります。
この結果、負債の残高は、前連結会計年度末に比べ121,738千円減少し、109,740千円となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は810,276千円となり、前連結会計年度末に比べ73,897千円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益が70,198千円計上されたことと、新株予約権の行使により資本金が1,244千円、資本剰余金が1,244千円増加したことによるものであります。なお、2022年12月の減資及び欠損填補により、資本金が451,458千円減少し、資本剰余金が182,815千円、利益剰余金が268,642千円増加しております。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、17,353千円であります。これは主に、当社グループが顧客に提供しているASPサービスの機能を改良すべく、研究開発に要した費用です。
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