【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当社グループは「世界に氾濫する情報から”知”を創造していく」ことをミッションとし、他に類のない自然言語処理・類似性評価・2次元可視化・指標化等の技術により、さまざまな文書情報を用いた各種の解析サービスを提供しております。
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策としての活動制限が緩和されることにより経済活動が徐々に再開されている一方、為替相場の変動やロシアのウクライナ侵攻に起因した資源価格の高騰など、依然として先行き不透明な状態が継続しています。
このような環境の下、当社グループは、引き続き国内及び海外におけるコンサルティングサービス及びASPサービスのさらなる販売拡大に取り組んだ結果、国内のASPサービスを中心に堅調に推移いたしました。また、営業活動等で必要な人材の採用を行いまして、採用は3名となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は278,085千円(前年同期比6.6%減)、営業損失は18,036千円(前年同期は営業利益9,232千円)、経常損失は20,365千円(前年同期は経常利益22,146千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は20,636千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益21,570千円)となりました。
なお、当社グループはアルゴリズム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
主なサービス別の状況は以下のとおりであります。
(a)コンサルティングサービス
当第2四半期連結累計期間におけるコンサルティングサービスの売上高は、104,997千円(前年同期比33.8%減)でありました。
(b)ASPサービス
当第2四半期連結累計期間におけるASPサービスの売上高は、169,834千円(前年同期比26.6%増)でありました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は755,202千円となり、前連結会計年度末に比べ137,887千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が158,064千円、売掛金が2,808千円減少し、仕掛品が17,343千円増加したことによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は70,723千円となり、前連結会計年度末に比べ4,043千円減少いたしました。これは減価償却等によって有形固定資産が2,207千円、投資その他の資産が1,836千円減少したことによるものであります。
この結果、総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ141,931千円減少し、825,926千円となりました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は106,700千円となり、前連結会計年度末に比べ124,107千円減少いたしました。これは主に未払法人税等が25,229千円、前受金が51,963千円、その他流動負債が47,580千円減少したことによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定負債は758千円となり、前連結会計年度末に比べ88千円増加いたしました。これはその他固定負債が306千円増加し、リース負債が217千円減少したことによるものであります。
この結果、負債の残高は、前連結会計年度末に比べ124,019千円減少し、107,459千円となりました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は718,467千円となり、前連結会計年度末に比べ17,912千円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失が20,636千円計上されたことと、新株予約権の行使により資本金が1,244千円、資本剰余金が1,244千円増加したことによるものであります。なお、2022年12月の減資及び欠損填補により、資本金が451,458千円減少し、資本剰余金が182,815千円、利益剰余金が268,642千円増加しております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて158,064千円減少し、662,387千円となりました。当第2四半期連結会計期間末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計期間末における営業活動の結果、支出した資金は159,216千円(前年同期は25,387千円の支出)となりました。これは主に棚卸資産の増加17,404千円、前受金の減少51,571千円、未払消費税等の減少27,344千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計期間末における投資活動の結果、支出した資金は613千円(前年同期は7,701千円の収入)になりました。これは有形固定資産の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計期間末における財務活動の結果、取得した資金は2,202千円(前年同期は1,722千円の収入)となりました。これは新株予約権の行使による株式の発行による収入2,420千円とその他に含まれるリース債務の返済による支出217千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、11,147千円であります。これは主に、当社グループが顧客に提供しているASPサービスの機能を改良すべく、研究開発に要した費用です。
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