【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当社グループは「世界に氾濫する情報から”知”を創造していく」ことをミッションとし、他に類のない自然言語処理・類似性評価・2次元可視化・指標化等の技術により、さまざまな文書情報を用いた各種の解析サービスを提供しております。
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大策としての活動制限が緩和されることによる景気回復が期待される一方、急激な円安による為替相場の変動やロシアのウクライナ侵攻に起因した資源価格の高騰など、依然として先行き不透明な状態が継続しています。
このような環境の下、当社グループは、引き続き国内及び海外におけるコンサルティングサービス及びASPサービスのさらなる販売拡大に取り組んだ結果、国内のASPサービスを中心に順調に受注してまいりました。また、営業活動等で必要な人材の採用を行いまして、採用は2名となりました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は129,005千円(前年同期比12.9%増)、営業損失は23,732千円(前年同期は営業損失34,041千円)、経常損失は24,226千円(前年同期は経常損失21,345千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は24,411千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失21,672千円)となりました。
なお、当社グループはアルゴリズム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
主なサービス別の状況は以下のとおりであります。
(a)コンサルティングサービス
当第1四半期連結累計期間におけるコンサルティングサービスの売上高は、42,612千円(前年同期比7.6%減)でありました。
(b)ASPサービス
当第1四半期連結累計期間におけるASPサービスの売上高は、84,956千円(前年同期比29.0%増)でありました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は780,864千円となり、前連結会計年度末に比べ112,225千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が109,220千円、売掛金が8,359千円減少し、仕掛品が5,168千円増加したことによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における固定資産は74,324千円となり、前連結会計年度末に比べ443千円減少いたしました。これは主に減価償却等によって有形固定資産が減少したことによるものであります。
この結果、総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ112,668千円減少し、855,188千円となりました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は134,912千円となり、前連結会計年度末に比べ95,895千円減少いたしました。これは主に未払法人税等が25,301千円、前受金が30,267千円、その他流動負債が40,106千円減少したことによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における固定負債は674千円となり、前連結会計年度末に比べ4千円増加いたしました。これはその他固定負債が113千円増加し、リース債務が108千円減少したことによるものであります。
この結果、負債の残高は、前連結会計年度末に比べ95,890千円減少し、135,587千円となりました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は719,601千円となり、前連結会計年度末に比べ16,777千円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失を24,411千円計上し、為替換算調整勘定が5,819千円増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、7,504千円であります。これは主に、当社グループが顧客に提供しているASPサービスの機能を改良すべく、研究開発に要した費用です。
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