【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。なお、第1四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期等との比較分析は行っておりません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況 ①経営成績の状況当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の行動制限が緩和され、社会経済活動も正常化への兆しが見られる一方、エネルギー価格の高騰や急激な円安の進行による物価上昇等の影響もあり、依然として先行きは不透明な状況が続いております。この様な状況の中で、首都圏を中心とした人材不足及び働き方改革への関心の高まり、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進の加速、地方創生の促進といった需要を背景に、当社グループのプロフェッショナル人材向けサービス事業は、様々な事業会社を中心に新規受注を拡大し、事業活動を推進しており、売上高は成長を続けております。当社グループでは、プロフェッショナル・エージェント事業を主軸事業とし、その他Webプラットフォーム事業、ソリューション事業を展開しております。プロフェッショナル・エージェント事業においては、顧客企業と当社で業務委託もしくは人材派遣の契約を締結し、当社はその業務を、当社案件紹介サービス「FreeConsultant.jp」に登録のあるプロフェッショナル人材へ再委託、あるいは当社で有期雇用をして顧客企業へ人材派遣を行っております。また、顧客企業より依頼があれば、有料職業紹介サービスとして正規雇用の採用支援も行っております。Webプラットフォーム事業においては、地方副業・転職をはじめとする魅力的な業務委託・正社員案件を取り揃えたプラットフォームを運営し、Webを活用した人材獲得・マッチングサービスを提供しております。副業イノベーションプラットフォーム・サービス「Skill Shift」においては、地域金融機関や自治体と業務提携を行い、都市部人材の持つ業務スキルで地方中小企業の経営課題の解決を目指し、地方へ副業人材を供給しております。地方求人メディア・サイト「Glocal Mission Jobs」「Glocal Mission Times」においては、都市部プロ人材の地方転職を目的に、地方での働き方や地方企業に関する情報発信を通じ地方への興味喚起を行い、魅力ある地方優良企業の経営幹部ポジションなどの転職先を紹介しております。クリエイターに特化した転職メディア「MOREWORKS」においては、経験豊富なクリエイティブ系人材と、クリエイティブ系制作会社や事業会社といった企業をWeb上で繋いでおります。また、転職力を上げるキャリア情報サイト「FIND CAREERS」を運営しており、人生100年時代におけるみらいの働き方を支えるプラットフォームとなることを目指しております。ソリューション事業においては、プロフェッショナル・エージェント事業及びWebプラットフォーム事業により蓄積されたノウハウとビッグデータを活かしたソリューションの提供を、地域金融機関や大企業・自治体を中心に進めております。現在、人材紹介事業の立ち上げ支援のため地域金融機関向けに「人材紹介伴走サポート」・45歳以降のセカンドキャリア構築支援のため企業人事向けに「リカレント・リスキリング推進サービス」・社内外の人材を活用することで企業自治体が進めるイノベーションの推進を支援するため「イノベーション・サポート」・起業を志すプロフェッショナル人材や成長段階にある企業に対し資金面を含めた総合的な支援を行う「みらいインキュベーション」以上4つのソリューションをそれぞれ提供しております。これら事業推進の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高6,138,702千円、営業利益110,970千円、経常利益125,057千円、親会社株主に帰属する四半期純利益51,433千円となりました。なお、当社グループは、プロフェッショナル人材向けサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。(注)
サービス名は商標又は登録商標です。
②財政状態の状況(資産)当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は、2,407,402千円となりました。主な内訳は、現金及び預金が 778,437千円、売掛金及び契約資産が871,959千円、有形固定資産が77,015千円、無形固定資産が488,859千円、投資その他の資産が121,193千円であります。
(負債)当第3四半期連結会計期間末における負債の残高は、1,351,783千円となりました。主な内訳は、買掛金が1,075,296千円であります。
(純資産)当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は、1,055,618千円となりました。主な内訳は、資本金が68,315千円、資本剰余金が368,777千円、利益剰余金が643,436千円であります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間において、該当事項はありません。
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