【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に移行され、個人消費や企業の設備投資の持ち直し等、景気の緩やかな回復傾向が見られましたが、長期化するウクライナ情勢などの地政学リスクに伴う資源価格の上昇、金融資本市場の変動など、先行きは不透明な状況が続きました。
当社グループの主力事業であります建設業界は、公共投資は底堅く推移しているものの、原材料価格の上昇による建設コストの高騰や建設技術者不足による労務費の高止まり等も続いておりますので、経営環境は依然として不透明な状況であります。
このような状況下、当社グループは総力を挙げて受注活動を行うとともに、砕石製品等の販路拡張にまい進してまいりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は10億9千8百万円(前年同四半期比14.9%減)となり、営業利益2千2百万円(前年同四半期比69.7%減)、経常利益3億2百万円(前年同四半期比208.5%増)となり、その結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億3千1百万円(前年同四半期比389.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(建設事業部門)
当第1四半期連結累計期間の受注高は3億4千6百万円(前年同四半期比59.7%減)、完成工事高は3億6千7百万円(前年同四半期比34.1%減)、営業利益は3百万円(前年同四半期比93.0%減)となりました。
(砕石事業部門)
当第1四半期連結累計期間の売上高は5億3千4百万円(前年同四半期比2.5%減)、営業利益は7千万円(前年同四半期比2.9%減)となりました。
(酒類事業部門)
当第1四半期連結累計期間の売上高は8千2百万円(前年同四半期比15.9%減)、営業利益は0百万円(前年同四半期は営業損失7百万円)となりました。
(その他の事業部門)
当第1四半期連結累計期間の売上高は1億1千3百万円(前年同四半期比31.5%増)、営業利益は1千7百万円(前年同四半期比59.1%増)となりました。
②財政状態
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は34億7千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億8千9百万円減少いたしました。これは主に現金預金が6億3千3百万円減少いたしましたが、その他が4千9百万円増加したことによるものであります。
固定資産は36億6千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億5千万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が2千万円減少いたしましたが、投資その他の資産が5億7千1百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、71億3千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ3千8百万円減少いたしました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は18億4千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億5百万円減少いたしました。これは主に支払手形・工事未払金等が1億6千5百万円、その他が1億8百万円減少したことによるものであります。
固定負債は3億7千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ4千5百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が5千6百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、22億2千1百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億5千9百万円減少いたしました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は49億1千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億2千1百万円増加いたしました。これは主に配当金4千4百万円の支払及び親会社株主に帰属する四半期純利益3億3千1百万円によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第1四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)生産、受注及び販売の実績
受注実績
セグメントの名称
前第1四半期累計期間
当第1四半期累計期間
前年同期比(%)
建設事業(千円)
860,639
346,996
40.3
(注)当社及び連結子会社では建設事業以外は受注生産を行っておりません。