【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス禍からの社会経済活動の正常化が進み、雇用・所得環境が改善するなど緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、ロシア・ウクライナ情勢に起因する資源・エネルギー価格などの高騰、世界的な金融引き締め、不安定な為替変動などもあり、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
宝飾品業界におきましても、こうした景況を反映し、企業を取り巻く環境は引き続き厳しい状況でありました。
このような経済情勢のもと、当社は、お客様のニーズに対応した豊富な品揃えや接客サービスの質の向上に努めるとともに、雑誌やSNSツールを活用したプロモーションにも力を入れるなど、販売力の更なる強化に取り組んでまいりました。
その結果、売上高は9,064百万円(前年同期比7.4%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は474百万円(前年同期比0.4%増)、経常利益は514百万円(前年同期比1.2%減)、四半期純利益は303百万円(前年同期比2.3%減)となりました。
なお、当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、セグメント情報ごとの業績の状況の記載を省略しております。
② 財政状態の分析
当第2四半期会計期間末の総資産は、68,046百万円となり、前事業年度末と比較して297百万円減少しております。これは主に、商品及び製品が752百万円、原材料及び貯蔵品が571百万円増加したものの、現金及び預金が1,669百万円減少したことによるものです。
負債の部は、1,598百万円となり、前事業年度末と比較して210百万円減少しております。これは主に、未払法人税等が144百万円減少したことによるものです。
純資産の部は、66,448百万円となり、前事業年度末と比較して86百万円減少しております。これは主に、利益剰余金が87百万円減少したことによるものです。利益剰余金の減少は、四半期純利益の計上に伴い増加したものの、配当金の支払に伴い減少したことによるものです。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動及び投資活動並びに財務活動によりそれぞれ1,133百万円、145百万円、390百万円の資金を使用したことにより、前事業年度末に比べ1,669百万円減少し、36,833百万円となりました。
また、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において営業活動により使用した資金は1,133百万円となり、前年同四半期と比べ1,049百万円の増加となりました。
これは主に、前年同四半期において、棚卸資産の増加178百万円、未払消費税等の減少198百万円があったことに対し、当第2四半期累計期間において、棚卸資産の増加1,401百万円、未払消費税等の減少50百万円があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動により使用した資金は145百万円となり、前年同四半期と比べ225百万円の減少となりました。
これは主に、前年同四半期と比べ有形固定資産の取得による支出が310百万円減少し、無形固定資産の取得による支出が62百万円増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において財務活動により使用した資金は390百万円となり、前年同四半期と比べ156百万円の増加となりました。
これは主に、前年同四半期と比べ配当金の支払額が156百万円増加したことによるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発費は、16百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期累計期間において、当社の資本の財源及び資金の流動性についての重要な変更はありません。
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