【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は、前第2四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、円安による為替相場の影響や、ロシア・ウクライナ情勢による資源等の価格の上昇など、景気の先行きは依然として不透明な状況下にあります。
このような経済環境の中、当社グループは引き続きオンライン化の活用や、リアルとのハイブリッド開催が求められる多様な場面において、仮想空間共有技術プラットフォーム「XR CLOUD」を活用し、メタバース空間での音楽ライブ、トークショーを実施する「ラブライブ!イベント」の開催をはじめとするメタバースサービスや、各会社様の社内イベントや展示会、各種カンファレンス等の多様なイベントを実施するイベントサービスを提供してまいりました。実施したイベント数は当第2四半期連結累計期間において50件であり、対前年同期増加率294.1%と堅調に事業成長できております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の当社グループの経営成績は、売上高512,724千円、営業損失89,283千円、経常損失88,390千円、親会社株主に帰属する四半期純損失62,184千円となりました。
なお、当社グループは、XR事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は1,677,242千円(前連結会計年度末比53,514千円減)となりました。
流動資産は1,493,700千円(前連結会計年度末比137,207千円減)となりました。主な減少要因は、「現金及び預金」が166,808千円減少したことによるものであります。
固定資産は183,542千円(前連結会計年度末比83,693千円増)となりました。主な増加要因は、「ソフトウエア仮勘定」が15,147千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は390,453千円(前連結会計年度末比79,614千円減)となりました。
流動負債は274,868千円(前連結会計年度末比29,393千円減)となりました。主な減少要因は、「未払消費税等」が28,848千円減少したことによるものであります。
固定負債は115,585千円(前連結会計年度末比50,220千円減)となりました。主な減少要因は、「長期借入金」が45,862千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は1,286,789千円(前連結会計年度末比26,099千円増)となりました。主な増加要因は、「資本金」が44,324千円増加したことによるものであります。
企業の安定性を示す自己資本比率は、当第2四半期連結会計期間末は76.7%であります。また、支払い能力を示す流動比率は、543.4%となっております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における「現金及び現金同等物の四半期末残高」は、1,210,457千円となりました。これは、営業活動によるキャッシュ・フロー136,682千円の支出、投資活動によるキャッシュ・フロー75,250千円の支出に対し、財務活動によるキャッシュ・フロー35,124千円の収入によるものです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、136,682千円の支出となりました。
これは売上債権の減少42,651千円、預り金の増加47,181千円による増加要因に対し、税金等調整前四半期純損失88,390千円、未払金の減少16,839千円による減少要因があったことを主な理由とするものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、75,250千円の支出となりました。
ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定の無形固定資産取得による支出32,005千円、敷金及び保証金の差入による支出27,170千円があったことを主な理由とするものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、35,124千円の収入となりました。
これは主に新株予約権の行使による株式の発行による収入88,284千円、長期借入金の返済による支出52,998千円を主な理由とするものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、43,484千円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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