【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2022年12月1日から2023年5月31日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類感染症に移行され、行動制限の緩和が進み、緩やかな回復がみられました。しかしながら、国際情勢における資源や原材料価格の高騰などの影響が広まったため、景気の動向は依然として不透明な状況が続いております。
このような状況のなかで、当社グループは提案型の営業を積極的に展開するとともに、より効率的な製造体制を目指して、技術開発及び合理化活動を強力に推進しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高215億5,524万円(前年同四半期比42.5%増)、営業利益8億2,511万円(前年同四半期比99.3%増)、経常利益9億2,346万円(前年同四半期比62.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億5,873万円(前年同四半期比22.5%増)となりました。
セグメント別の概況は次のとおりであります。
〔自動車部品事業〕
国内では、トヨタ系の新型車種の量産が開始されたこと、海外で三菱系の生産台数が回復したことにより、部品売上高がそれぞれ増加したことに加え、鋼材の価格上昇分が売価に反映された結果、当事業の売上高は174億3,827万円(前年同四半期比51.2%増)となりました。営業利益は、6億8,466万円(前年同四半期比129.6%増)となりました。
〔制御システム事業〕
主要得意先の件名品受注残高が例年に比べ好調に推移した結果、当事業の売上高は19億6,895万円(前年同四半期比37.0%増)、営業利益は、9,990万円(前年同四半期比166.2%増)となりました。
〔ロボットシステム事業〕
国内での国内及び海外工場向けの自動化システムの受注が減少した結果、当事業の売上高は16億5,486万円(前年同四半期比3.9%減)、営業利益は、1,191万円(前年同四半期比15.8%減)となりました。
〔モータースポーツ事業〕
観客を動員してイベントを開催することができた結果、当事業の売上高は6億997万円(前年同四半期比6.8%増)、サーキット場内を整備したことによる経費が増加したため、営業損失は2,525万円(前年同四半期は1,456万円の利益)となりました。
〔賃貸及び太陽光事業〕
当事業の売上高は2億4,936万円(前年同四半期比4.5%増)、営業利益は5,282万円(前年同四半期比9.0%増)となりました。
財政状態は、次のとおりであります。
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の流動資産は、147億956万円で前連結会計年度末に比べ13億4,485万円増加いたしました。これは主に売掛金が13億293万円増加したことによるものであります。固定資産は232億4,783万円となり、前連結会計年度末に比べ3億1,657万円増加いたしました。これは主に有形固定資産のその他(純額)が4億8,395万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、379億5,740万円で前連結会計年度末に比べ16億6,143万円の増加となりました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の流動負債は、165億988万円で前連結会計年度末に比べ1億5,074万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が9億2,396万円増加、その他が9億8,211万円増加したものの短期借入金が27億5,000万円減少したことによるものであります。固定負債は、108億1,442万円となり前連結会計年度末に比べ16億2,674万円増加いたしました。これは主に長期借入金が19億4,255万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、273億2,431万円となり、前連結会計年度末に比べ14億7,599万円の増加となりました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、106億3,308万円となり前連結会計年度末に比べ1億8,543万円増加いたしました。これは主に為替換算調整勘定が1億3,906万円減少、その他有価証券評価差額金が1億985万円減少したものの利益剰余金が4億3,312万円増加したことによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は、28.0%(前連結会計年度は28.8%)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ9,633万円減少し、15億2,361万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、14億2,058万円(前年同四半期は8億4,754万円の獲得)となりました。これは主に減価償却費9億6,262万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、14億4,246万円(前年同四半期は7億9,092万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、6,539万円(前年同四半期は1億2,556万円の使用)となりました。これは主に短期借入金の純減少額によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は1,977万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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