【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績等の状況の概要
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐ中で、緩やかな回復の動きが見られました。景気の先行きについては雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続いていくことが期待されます。しかしながら、世界的な金融引き締め等が続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっており、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。
このような状況のもと、当社グループは、「収益構造改革」、「造り方改革」、「働き方改革」の三つの改革を柱とした、5ヵ年経営計画「HOKKO Value Up Plan 2030 1st Stage for Creation」(2021年11月期~2025年11月期)の経営目標達成に向けて、新製品の普及や新規受託品の受注活動に注力しております。また、企業理念に基づく「SDGsへの取り組み方針」を定め、その達成を目指しております。
当第2四半期の業績は、農薬事業における販売が順調に推移したことから、売上高は、28,313百万円、前年同期比1,550百万円(5.8%)の増収となりました。
利益面では、主に売上の増加により、営業利益は、3,696百万円、前年同期比357百万円(10.7%)の増加、経常利益は、為替差損(2百万円)を計上したものの、4,006百万円、前年同期比202百万円(5.3%)の増加となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、税金費用の増加により、2,555百万円、前年同期比116百万円(4.3%)の減少となりました。
セグメントの概況については以下のとおりです。
〔農薬事業〕
農薬事業の売上高は2023年度の農薬販売価格が値上げになったこと、国内販売および海外販売(アジア向け)が順調に推移したことから、18,544百万円、前年同期比1,391百万円(8.1%)の増収となりました。営業利益は、原材料費の上昇や北海道新工場の減価償却費の増加があるものの、売上の増加により、1,205百万円、前年同期比213百万円(21.5%)の増加となりました。
〔ファインケミカル事業〕
ファインケミカル事業の売上高は、電子材料分野におけるフォトレジスト用原料等が好調に推移しましたが、樹脂分野における石化用触媒等が海外経済減速等の影響を受けて需要が減少し、中国国内での販売も減少したことから、8,833百万円、前年同期比11百万円(0.1%)の減収となりました。営業利益は、原材料価格低下等原価低減や物流費の減少等により、2,449百万円、前年同期比121百万円(5.2%)の増加となりました。
〔繊維資材事業〕
繊維資材事業の売上高は、環境配慮型の再生繊維素材の販売増加により、929百万円、前年同期比171百万円(22.6%)の増収となりました。営業利益は、売上が増加したことにより、47百万円、前年同期比26百万円(119.6%)の増加となりました。
②財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産の残高は66,598百万円となり、前連結会計年度末比9,032百万円の増加となりました。主な内訳として、受取手形、売掛金及び契約資産、原材料及び貯蔵品、投資有価証券が増加した一方、現金及び預金、商品及び製品が減少しております。
負債の残高は25,122百万円となり、前連結会計年度末比5,797百万円の増加となりました。主な内訳として、支払手形及び買掛金、短期借入金が増加した一方、未払金が減少しております。
純資産の残高は41,476百万円となり、前連結会計年度末比3,236百万円の増加となりました。
以上の結果、自己資本比率は62.3%となり、前連結会計年度の66.4%から4.2ポイント減少しております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、売上債権の増加、未払費用の減少により一部相殺されたものの、税金等調整前四半期純利益、棚卸資産の減少、短期借入金の増加により、前年同期比129百万円増加し、当第2四半期連結累計期間は2,001百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、5,474百万円の減少(前年同期は8,759百万円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益3,981百万円、棚卸資産の減少2,228百万円等の資金の増加があった一方、売上債権の増加13,347百万円等による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1,450百万円の減少(前年同期は1,362百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,456百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、4,105百万円の増加(前年同期は7,564百万円の増加)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出1,400百万円、配当金の支払298百万円による資金の減少があった一方、短期借入金の増加4,803百万円、長期借入による収入1,000百万円による資金の増加によるものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は、699百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
