【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、行動制限の緩和やインバウンドを含む国内外の人流もコロナ前水準の7割にまで回復しているといわれ、経済活動も活気を取り戻しつつあります。
一方で、ウクライナ情勢を含む地政学リスクの長期化、原材料やエネルギー価格の高騰、世界的な金融引き締めを含む金融資本市場の変動等もあり、我が国の景気の先行きへの影響には引き続き注意が必要な状況にあります。
このような事業環境のもと、当第2四半期連結累計期間においては、第1四半期からのモメンタムを維持する形でメディカルプラットフォーム事業の主力事業である「Medical DOC」については顧客事業所数が引き続き順調に推移いたしました。スマートクリニック事業は「NOMOCaシリーズ」「CLINIC BOT」に加え、「スケッチピストン–Playing Music/こびとが住まう黒板」等の商材についても導入件数を伸ばし成長を遂げております。新商材としまして、従前プレスリリースを出している「NOMOCa AI chat」が7月より販売開始となり、反響を得ております。こちらのサービスはお客様のクリニックのFAQデータやWEBサイト情報をもとに、ChatGPTを搭載することで、複雑な質問に口語体で自然にAI chatbotが受け答えします。当新商材は弊社のスマートクリニック事業が掲げるビジョンの「21世紀型のクリニックを創る」に沿っており、今後も拡大することを期待しております。
弊社の成長ドライバーである人員においては、4月に入社した新卒約50名の教育・育成に積極投資を継続実施しつつ、同時に即戦力となりえる人員の採用を継続的に行い、前年と同様に人的資本に対して強化傾向にあります。
このような人員が当社グループの主力事業のオーガニック成長に貢献するよう補強を続け、また、非連続的な成長の創出にも積極的に取り組むため、新事業・新サービス・新商材に向けた事業提携も引き続き検討を進めてまいりました。
セグメントごとの経営成績を示すと、以下のとおりです。
①メディカルプラットフォーム事業
メディカルプラットフォーム事業では、医療メディアであるMedical DOCを中心に、医療機関と患者様への適切な医療情報のマッチングを実現しております。当メディアでは、月間PV数は継続して伸長しており、9月では過去最高の1,300万超の月間PV数を獲得しました。
当第2四半期連結累計期間では、Medical DOCの中でも各治療や診療科目に特化した特化型サイトを複数開設しました。当特化型サイトでは、各治療において基準を満たし、豊富な治療経験を持つ信頼のできるプロフェッショナルドクターの医療機関を紹介するサービスとして提供しております。超高齢化社会を迎えた現代の日本において健康寿命増進という社会課題を解決すべく、利用者の皆様により一層適切な情報へアクセスいただくことを目的としております。
利用者に求められるコンテンツの掲載ができていることから、月間PV数の増加を背景に顧客事業所数が伸長し、当第2四半期連結累計期間の契約件数は1,965件となりました。
この結果、セグメント売上高は2,723,449千円(前年同四半期比50.6%増)、セグメント利益は1,470,653千円(前年同四半期比49.2%増)となりました。
②スマートクリニック事業
スマートクリニック事業では、主に、クリニックの業務効率化を進め、将来的に「受付0」、「待ち時間0」、「現金0」の運営をできるよう、自動受付精算機とセルフ精算レジを展開しております。新たな取り組みとしてDXの強化の一環で「NOMOCa AI chat」のサービス提供を開始いたしました。当サービスはクリニックの受付業務の1つである 「電話業務」にかかる時間やコストを削減し、医療DX化により、ヒトからAIへタスクシフトすることでスタッフの余裕ある時間を生み出し、更には患者様の利便性を向上することを目的としている取り組みになります。サービスの提供を開始し、医療機関からしっかりとしたニーズが確認でき、良好な出だしを示しました。
このような新たな商材も含め、医療機関の事務業務量の課題を解決しつつ、「多くの待ち時間と短い診察時間」という不満を医療DXの推進を通じて解決することを引き続き目指します。
営業人員の強化や人員配置改善により、スマート簡易自動精算機/再来受付機及び、CLINIC BOTを中心に顧客への導入は堅調に推移し、当第2四半期連結累計期間の契約件数は470件となりました。
一方で第1四半期連結会計期間にも確認された、仕入原価の高騰は、利益率を圧迫しており、スマートクリニック事業においては、営業利益率に負担がかかっている状態です。ただし、その打開策として、「NOMOCa AI chat」のような付加価値商材等で発注件数及び利益率の改善に努めております。
この結果、セグメント売上高は982,809千円(前年同四半期比16.9%増)、セグメント利益は152,680千円(前年同四半期比17.1%減)となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は3,980,686千円(前年同四半期比36.5%増)となり、営業利益は969,747千円(前年同四半期比39.3%増)、経常利益は971,028千円(前年同四半期比38.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は626,011千円(前年同四半期比42.9%増)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比べ864,962千円増加し、6,279,885千円となりました。これは主に現金及び預金が558,446千円増加したこと、売掛金が227,161千円増加したこと、有形固定資産が6,425千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比べ96,853千円増加し、1,464,903千円となりました。これは主に未払法人税等が62,229千円増加したこと、長期借入金が38,896千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末と比べ768,108千円増加し、4,814,982千円となりました。これは主に新株予約権の行使により資本金が10,125千円、資本剰余金が10,125千円増加したことや、新株予約権が118,570千円増加したこと、親会社株主に帰属する四半期純利益626,011千円を計上したことにより利益剰余金が増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ558,446千円増加し、4,418,953千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、577,057千円(前年同期は433,576千円の獲得)となりました。主な増加要因は、税金等調整前四半期純利益971,028千円、株式報酬費用115,701千円であり、主な減少要因は、売上債権の増加額227,159千円、法人税等の支払額276,915千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、125,845千円(前年同期は71,467千円の使用)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出40,390千円、長期預け金の預入による支出83,427千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、106,671千円(前年同期は109,015千円の使用)となりました。主な増加要因は、長期借入れによる収入100,000千円、株式の発行による収入20,250千円であり、主な減少要因は、長期借入金の返済による支出14,953千円であります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は29,841千円であり、セグメント別の内訳はメディカルプラットフォーム事業が21,911千円、スマートクリニック事業が7,801千円となっております。
尚、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(8)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、主として新卒採用を中心に従業員数が増加し、353人となりました。
(9)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、新たな経営成績に重要な影響を与える要因、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営成績に重要な影響を与える要因についての重要な変更はありません。
(10)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性についての分析に重要な変更はありません。
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