【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)経営成績及び財政状態の状況当第3四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の沈静化により国内の経済・消費活動は正常化が進み、景況感が回復してきた一方で、世界的な資源価格の高騰や不安定な為替の動向、商品・サービスの値上げによる物価高等により依然先行き不透明な状況が続いています。このような状況の下、当社は、note事業(クリエイターがユーザーとコミュニケーションをとりながらデジタルコンテンツを創作・公開・販売できるプラットフォーム「note」の運営)、note pro事業(法人向け情報発信SaaS「note pro」の運営)、法人向けサービス事業(「note」上での企業協賛型コンテストの実施など)を主要な事業として展開してまいりました。「note」については、継続的な機能改善によってプラットフォームに集まるユーザー・コンテンツが順調に増加しており、2023年8月末時点で累計会員登録者数は700万人、公開コンテンツ数は3,740万件となりました。当第3四半期会計期間における流通総額は3,607百万円(前年同期比27.7%増)となり、引き続き高水準で推移しています。「note pro」については、noteのサービス成長に伴う企業からの認知度向上により引き続き利用企業は増加しており、2023年8月末時点でARR(注)1は454百万円(前年同期比33.5%増)となりました。法人向けサービス事業については、「note」のユーザー数増加などにより、「noteコンテスト」案件が堅調に推移しております。
(注)1.ARR=Annual Recurring Revenueは、各四半期末月のMRR(注)2を12倍したもの。2.MRR=Monthly Recurring Revenueは、月次経常収益。MRRには、note proの基本料金に加え、一部オプション料金も含む。
以上の結果、当第3四半期の経営成績及び財政状態の状況は、以下のとおりとなりました。
① 経営成績の状況 当第3四半期累計期間の売上高は2,054,352千円(前年同期比18.8%増)となりました。内訳は、note売上高1,647,764千円(前年同期比21.7%増)、note pro売上高310,919千円(前年同期比39.0%増)、法人向けサービス売上高85,813千円(前年同期比1.0%増)、その他売上高9,855千円(前年同期比85.2%減)です。その他売上高が85.2%減少した理由は、コンテンツ配信サービス「cakes」を前事業年度にクローズした影響によるものです。一方、自社サービスを拡大するため人材採用やプロダクトの開発コストが先行した結果、営業損失は363,826千円(前年同期は514,489千円の営業損失)、経常損失は399,102千円(前年同期は521,829千円の経常損失)、四半期純損失は399,985千円(前年同期は523,880千円の四半期純損失)となりました。 なお、当社はメディアプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
② 財政状態の状況(資産) 流動資産は前事業年度末に比べ65,129千円増加し、3,260,822千円となりました。これは主に、自社サービスを拡大するため人材採用やプロダクトの開発コストが先行した結果、四半期純損失が発生したことなどにより現金及び預金が299,340千円減少した一方で、「note」の流通総額の伸長などにより未収入金が315,143千円、受取手形及び売掛金が41,929千円増加したことなどによります。 固定資産は前事業年度末に比べ33,088千円減少し、74,298千円となりました。これは主に、本社及びイベントスペースの移転に伴う敷金の減少などにより、投資その他の資産が35,404千円減少したことなどによります。 この結果、資産合計は前事業年度末に比べ32,040千円増加し、3,335,121千円となりました。(負債) 流動負債は、前事業年度末に比べ369,954千円増加し、1,695,273千円となりました。これは主に、「note」の流通総額の伸長などによりクリエイター向けの預り金が増加したため、預り金が241,476千円増加したこと、また、長期借入金からの振替により1年内返済予定の長期借入金が80,000千円増加したことなどによります。 固定負債は前事業年度末に比べ80,000千円減少し、80,000千円となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金への振替により長期借入金が80,000千円減少したことによります。 この結果、負債合計は前事業年度末に比べ289,954千円増加し、1,775,273千円となりました。
(純資産) 純資産は、前事業年度末に比べ257,913千円減少し、1,559,848千円となりました。これは、株式上場による新株式の発行などにより、資本金及び資本剰余金がそれぞれ71,035千円増加した一方で、四半期純損失の計上により利益剰余金が399,985千円減少したことによります。 以上により当第3四半期会計期間末の自己資本比率は46.8%となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等 当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当第3四半期累計期間において当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動 該当事項はありません。
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