【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。(1) 業績の状況 当第3四半期連結累計期間(2022年6月1日~2023年2月28日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と社会経済活動の両立が図られ、景気は持ち直しの動きがみられました。しかしながら、ウクライナ情勢の長期化、エネルギー価格や原材料価格の高騰、急激な為替変動など、先行き不透明な状況で推移いたしました。このような状況の中、当社グループは収益力の回復と拡大を最優先課題とし、ウィズコロナ・アフターコロナ環境において想定される民間企業の急激な需要回復にも対応できるよう注力してまいりました。当社の強みである多言語分野で付加価値の高いサービスを提供することで、幅広い需要を取り込むことができるよう、グローバルBtoB企業向けのアウトバウンドマーケティング支援(海外進出、海外市場向けプロモーションなど)の領域へ重点的に経営資源を配分し、営業活動の強化を行っております。以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は340,025千円(前年同期比11.0%減)、営業損失は57,536千円(前年同期は営業損失23,860千円)、経常損失は45,842千円(前年同期は経常損失17,233千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は51,000千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失11,697千円)となりました。なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを「マーケティング事業」の単一セグメントに変更しておりますので、セグメントごとの経営成績の記載を省略しております。
(2) 財政状態の分析(資産)流動資産は、前連結会計年度末に比べて11.4%増加し、916,751千円となりました。これは、主に受取手形及び売掛金の増加によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べて11.3%減少し、187,760千円となりました。これは、主に投資有価証券の減少によるものであります。
(負債)流動負債は、前連結会計年度末に比べて31.8%増加し、255,437千円となりました。これは、主に買掛金の増加によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べて24.2%増加し、246,651千円となりました。これは、主に長期借入金の増加によるものであります。
(純資産)純資産は、前連結会計年度末に比べて6.2%減少し、602,422千円となりました。これは、主に欠損填補により資本金が241,136千円減少する一方、資本剰余金が66,898千円、利益剰余金が174,237千円増加したこと並びに四半期純損失の計上により利益剰余金が51,000千円減少したことによるものであります。
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