【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に関する行動制限の緩和と感染症法上も5類感染症に移行されたことによって緩やかな持ち直しの動きがみられる一方、ウクライナ侵攻問題や急激な為替変動等に伴う物価の上昇、世界的な金融引締めによる景気減速が懸念される等、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
このような中、当社グループの当第1四半期連結累計期間の売上高は、2,434百万円(前年同期比12.6%増)、営業利益は278百万円(前年同期比56.6%増)、経常利益は303百万円(前年同期比64.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は210百万円(前年同期比67.5%増)と前年同期実績を上回りました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
<キャラクターエンタテインメント事業>
キャラクターエンタテインメント事業は、行動制限の緩和により取引先店舗の来場者数が回復傾向であったことから「サラブレッドコレクション」や「星のカービィ」等の定番キャラクター商品の受注が堅調に推移した結果、売上高1,650百万円(前年同期比0.4%増)、営業利益205百万円(前年同期比24.4%増)と前年同期実績を上回りました。
<キャラクター・ファンシー事業>
キャラクター・ファンシー事業は、行動制限の緩和とインバウンド需要の回帰により取引先店舗の来場者数が回復傾向であったことから「星のカービィ」「ポケットモンスター」等の定番キャラクター商品の販売が好調であったことに加え、バスボール(フィギュア入り入浴剤)商品の販売も引き続き好調に推移した結果、売上高784百万円(前年同期比51.6%増)、営業利益72百万円(前年同期比485.8%増)と前年同期実績を上回りました。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ263百万円増加し、5,106百万円となりました。これは主に、電子記録債権の減少額172百万円により一部相殺されたものの、現金及び預金の増加額320百万円、商品の増加額126百万円によるものであります。負債は、前連結会計年度末に比べ62百万円増加し、851百万円となりました。これは主に、流動負債「その他」の減少額163百万円(未払金の減少額50百万円、契約負債の減少額43百万円、返金負債の減少額41百万円等)により一部相殺されたものの、買掛金の増加額161百万円、未払法人税等の増加額45百万円によるものであります。純資産は、前連結会計年度末に比べ201百万円増加し、4,255百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加額160百万円(親会社株主に帰属する四半期純利益210百万円、剰余金の配当△49百万円)によるものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。