【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの5類への移行により、インバウンド需要の回復など、景気は緩やかに回復の兆しを見せております。しかしながら、ロシア・ウクライナ情勢の長期化を背景とした世界的なインフレ対応のための各国の金融引き締め、これに伴う円安の影響により先行きは依然として不透明な状況が続いております。これらの結果、当第2四半期累計期間における業績は売上高1,385,867千円(前年同期比12.4%減)、営業損失119,303千円(前年同四半期は営業利益26,010千円)、経常損失120,580千円(前年同四半期は経常利益26,347千円)、四半期純損失85,978千円(前年同四半期は四半期純利益13,138千円)となりました。当社の事業セグメントは、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおり、単一の事業セグメントでありますが、販売チャネルを区分した売上高の概況は次のとおりであります。
① TV通販当販売チャネルには、TV通販番組にて販売するため、TV通販番組運営会社に対する商品の売上が含まれます。当第2四半期累計期間の売上高は559,430千円(前年同期比21.0%減)となりました。TV通販におきましては、ラジオ媒体での商品販売の強化、テレビ放送での訴求内容・演出のリニューアルの実施により、売上高の向上に取り組んでおります。なお、クリーン系商品の掃除用クロス「パルスイクロス」、クリーン系商品の界面活性剤・添加物不使用の水を電気分解して作ったクリーナー「すいすい水」等の商品が売上上位商品となっております。
② ベンダー販売当販売チャネルには、量販店において店頭で販売するため、量販店に対する商品の売上が含まれます。当第2四半期累計期間の売上高は380,969千円(前年同期比8.5%増)となりました。ベンダー販売におきましては、現在、既存取引のなかったカテゴリーの販路拡大と、店頭実演の実施、実演販売士のおすすめ商品コーナーを店舗に設置するなどの施策で、売上高の向上に取り組んでおります。なお、インテリア系商品の軽量な晴雨兼用の折り畳み傘「Gゼロポケット傘」、ビューティ&ヘルス系商品のゴムを使用したピーリングタオル「ゴムポンつるつる」等の商品が売上上位商品となっております。
③ インターネット通販当販売チャネルには、インターネット上のショッピングモールでの商品の売上が含まれます。当第2四半期累計期間の売上高は344,942千円(前年同期比19.4%減)となりました。インターネット通販におきましては、各モール外からの訪問数を獲得するため、新商品の販売に向け、ランディングページを制作し、リスティング広告を配信し、売上高の向上に取り組んでおります。なお、クリーン系商品のエアコン掃除用品「エアコンクリーナーAg消臭プラス」、ビューティ&ヘルス系商品のゴムを使用したピーリングタオル「ゴムポンつるつる」等の商品が売上上位商品となっております。
④ セールスプロモーション当販売チャネルには、クラウドファンディング事業「わくたん」及び企業等からのプロモーション活動や社内教育に関する依頼に基づいた動画の制作、又は実演販売士の派遣及び動画への出演による売上が含まれます。当第2四半期累計期間の売上高は、71,816千円(前年同期比17.5%増)となりました。コロナ禍前のイベント案件数までの回復には至らないものの、動画制作案件の受注は好調に推移しております。
⑤ デモカウ当販売チャネルには、当社が消費者へ直接商品を販売するための当社直営店舗「デモカウ」及びECサイト「デモカウ」の売上が含まれます。当第2四半期累計期間の売上高は、28,413千円(前年同期比13.3%減)となりました。実店舗においては、お客様及び従業員の安心安全を確保するため新型コロナウイルスの感染対策を徹底した上で営業活動を行っております。なお、ビューティ&ヘルス系商品の滑車を使った骨盤ベルト「骨盤整隊カシャーン」や、ビューティ&ヘルス系商品のゴムを使用したピーリングタオル「ゴムポンつるつる」等の商品が売上上位商品となっております。
⑥ その他当販売チャネルには、社内販売制度に基づいた売上が含まれます。当第2四半期累計期間の売上高は、295千円(前年同期比10,361.2%増)となりました。
(2) 財政状態の分析当第2四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べて325,774千円減少し、3,038,702千円となりました。流動資産は、前事業年度末に比べて379,086千円減少し、2,849,932千円となりました。主な要因は、棚卸資産が47,390千円、売掛金が168,935千円増加した一方で、現金及び預金が602,059千円減少したことによるものであります。固定資産は、前事業年度末に比べて53,312千円増加し、188,769千円となりました。主な要因は、無形固定資産が56,319千円増加したことによるものであります。当第2四半期会計期間末における負債総額は、前事業年度末に比べて239,795千円減少し、365,367千円となりました。流動負債は、前事業年度末に比べて236,610千円減少し、344,582千円となりました。主な要因は、買掛金が88,731千円、短期借入金が110,000千円、未払消費税等が39,131千円減少したことによるものであります。固定負債は、前事業年度末に比べて3,184千円減少し、20,784千円となりました。主な要因は、退職給付引当金が3,114千円減少したことによるものであります。 当第2四半期会計期間末における純資産は、四半期純損失の計上により利益剰余金が85,978千円減少したことにより、前事業年度末に比べて85,978千円減少し、2,673,334千円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年同四半期に比べ402,057千円減少し、1,044,613千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における営業活動による資金の減少は、422,493千円となりました。主な要因は、税引前四半期純損失85,553千円を計上、売上債権の増加169,534千円、棚卸資産の増加47,390千円の計上があった一方で、仕入債務の減少53,721千円、未払又は未収消費税等の増減額58,282千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における投資活動による資金の減少は、69,494千円となりました。主な要因は、無形固定資産の取得による支出69,088千円、有形固定資産の取得による支出698千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における財務活動による資金の減少は、110,071千円となりました。主な要因は、短期借入金の返済による支出552,500千円があったことによるものであります。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当第2四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動該当事項はありません。
(8) 経営成績に重要な影響を与える要因当第2四半期累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
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