【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1) 業績の状況当第1四半期連結累計期間(2023年3月1日~2023年5月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行されるなど、行動制限の緩和が進み、緩やかな回復傾向が見られました。しかしながら、世界的な金融引き締めによる海外経済の下振れリスクに加え、エネルギーや原材料価格の高騰、物価の上昇等、懸念材料も多くみられ、先行き不透明な状況が続きました。当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、売上高は5,237百万円(前年同期比96.6%)、営業利益は300百万円(前年同期比80.8%)、経常利益は306百万円(前年同期比83.6%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は313百万円(前年同期比86.6%)となりました。引き続き当社グループは、先行き不透明な経済情勢におきましても、これまで取り組んでまいりました事業構造改革をより一層定着・発展させ、将来にわたる安定的な収益基盤の確立と、財務体質の健全化に努めてまいります。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 ①百貨店業百貨店業界におきましては、外出機会の増加やインバウンド需要の回復により商況は前年に比べて改善し、主要都市を中心に復調の兆しが見え始めておりますが、地方ではいまだ新型コロナウイルス感染症拡大以前の水準には至っておりません。こうした状況の中、当社グループにおきましては、従来型の規模や量を追求する事業モデルを見直す契機と捉え、量から質への新たな事業モデルへの道筋をつける「井筒屋グループ 中期3ヵ年経営計画(2022年度~2024年度)」を策定し、推進いたしております。本店におきましては、食料品や家庭用品などが堅調に推移する中、百貨店らしさの追求、他商業施設との差別化を図るため、百貨店の強みである自主編集ゾーンの拡充や地域活性化などの取り組みを推し進めております。自主編集ゾーンの拡充として、本館7階子供服フロアエスカレーターサイドに、サステナブルライフを推進するための自主編集セレクトショップ「SustainaBase(サステナベース)」を3月にオープンいたしました。環境に配慮した商品等の販売や情報発信、ワークショップ、企業とのコラボレーションイベントを通じて、小売業ならではのサステナブルライフを提案しております。新館5階紳士服フロアでは、メンズ&レディースオーダースーツ専門ショップ「ディファレンス」を3月にオープンいたしました。また、催事・イベントに関しても、入場制限緩和や物産展時の試食再開等もあり、賑わいを取り戻しつつあります。3月には「全国うまいもの大会」、4月には恒例の「北海道物産展」を開催、連日多くのお客様で賑わいました。地元消費喚起への取り組みとして、プレミアム付き地域商品券事業への参画をはじめ、本新館間クロスロードにて「クロスロードマルシェ」をゴールデンウィークに合わせ開催。地元のグルメや雑貨など約30店舗が出店し、多くのお客様で賑わいました。今後も地元の繋がりを活かした店内催事の開催や地域イベントへの参画など、地域の活性化に積極的に取り組んでまいります。山口店におきましては、2階フロアに洋服と雑貨のリラクシングスタイルショップ「VOYAGES HOME(ボヤージュホーム)」を3月にオープンいたしました。4月にはインドの天然素材を使い、伝統技法の木版プリントを使用した婦人服ブランド「kapuwa(カプワ)」がオープンし、ライフスタイルを感じられるフロアづくりに努めました。当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は5,226百万円(前年同期比96.5%)、営業利益は302百万円(前年同期比75.4%)となりました。
②友の会事業友の会事業におきましては、売上高は11百万円(前年同期比124.2%)、営業利益は16百万円(前年同期比173.7%)となりました。
(2)
財政状態の分析 ①資産当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ94百万円減少し、46,248百万円となりました。これは主に有形固定資産や現金及び預金等が減少したことによるものであります。総資産のうち流動資産は7,821百万円、固定資産は38,426百万円であります。固定資産の主な内容は、有形固定資産34,171百万円、無形固定資産434百万円、投資その他の資産3,820百万円であります。
②負債当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ353百万円減少し、35,878百万円となりました。これは主に長期借入金の減少によるものであります。うち、流動負債は25,748百万円、固定負債は10,130百万円であります。負債の主な内容は、借入金16,176百万円、契約負債4,895百万円、支払手形及び買掛金4,375百万円、再評価に係る繰延税金負債3,278百万円であります。
③純資産当第1四半期連結会計期間末における純資産は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したこと等により前連結会計年度末に比べ258百万円増加し、10,369百万円となりました。
(3)
会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)
優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)
研究開発活動 該当事項はありません。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因 「1 事業等のリスク」に記載しております。
(8) 資本の財源及び資金の流動性についての分析当第1四半期連結累計期間において、資本の財源及び資金の流動性について基本的な考え方に重要な変更はありません。
