【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、行動制限の段階的緩和等によるウィズコロナへのシフトが進められ、一部では景気の持ち直しが期待されたものの、依然として十分な回復には至っておりません。また、世界的なインフレ圧力や資源価格の上昇等、依然として世界経済の減速による下振れリスクが顕在化しており、先行き不透明な状況が続いております。歯科医療業界におきましても、長引くコロナの影響や電気料金の値上げ、歯科用貴金属等の高騰により不透明な状況が続いており、これまで以上に医療従事者の確保など、より効率性を高めた経営が必要となっています。このような状況に対応するため、政府は「より効率的かつ効果的で良質な医療サービス」の提供を目指して医療DX推進本部を設置、具体的な施策として1月から電子処方箋の運用開始や4月から医療機関におけるオンライン資格確認導入の原則義務化が実施されるなど、歯科医療業界におきましてもIT活用のニーズが益々高まっていくものと考えられます。そのような中、当社は2022年2月15日、音声認識対応の歯科医院向け電子カルテシステム開発へ向け、日立との協創開始を発表、その後、複数のモニター医院での稼働結果を詳細にヒアリングした上で、随時、改善改良を重ねてまいりました結果、2023年3月9日、AI・音声電子カルテ統合システム 「Hi Dental Spirit AI-Voice」発売に至りました。具体的には、当社の主力商品である歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit XR-10i」に日立AI音声認識技術や音声処理ソフト「Recware」を連携・融合することで、歯科医師が診療中に手袋を外さなくても音声だけで電子カルテの作成ができます。さらにスマートグラスにより視線を少し動かすだけで120インチ相当の大画面が広がり、近くにモニターやiPadがなくても音声入力の内容が確認できます。歯周病検査においても、検査をしながら音声入力で結果を記録できることから、歯科医師または衛生士1人で歯周病検査を完結することが可能となります。また、患者さまとの会話記録も音声データで電子カルテに保存できます。歯科医療分野において、日立AI音声認識技術と音声処理ソフト「Recware」を活用した音声による電子カルテ入力や画面操作は業界初であり、これにより歯科医師、衛生士の業務が大幅に効率化され、コミュニケーションの時間が増えることで患者さまの満足度向上に繋がる等、永年の夢であった院内業務のDX実現が可能となりました。当社は事業理念である「サポート無くして販売なし、お客様の笑顔お客様の満足が私たちの喜び、顔が見え、心が触れ合う」を推進し、「親しまれ・愛され・信頼されるサポート」をモットーに、これら一連の活動を、主力商品である歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit XR-10i」販売へと繋げてまいりました。その結果、経済環境の逆風下でも、当第2四半期累計は増収増益で売上高は1,281,833千円(前年同期比0.5%増)、営業利益は333,264千円(前年同期比7.6%減)、経常利益は421,936千円(前年同期比14.2%増)、四半期純利益は292,686千円(前年同期比17.4%増)となりました。
財政状態の分析は、以下のとおりであります。(資産)当第2四半期会計期間末における総資産は4,254,208千円となり、前事業年度末と比較して208,454千円増加いたしました。a.流動資産流動資産は2,284,095千円となり、前事業年度末より23,374千円増加いたしました。主な内訳は、現金及び預金の減少138,419千円と、売掛金の増加267,106千円、商品の減少114,285千円であります。
b.固定資産固定資産は1,970,112千円となり、前事業年度末より185,080千円増加いたしました。主な内訳は、ソフトウエアの増加113,704千円、ソフトウエア仮勘定の増加33,000千円、有価証券の購入に伴う投資有価証券の増加25,850千円であります。
(負債)当第2四半期会計期間末における負債は492,797千円となり、前事業年度末と比較して36,843千円増加いたしました。a.流動負債流動負債は447,798千円となり、前事業年度末より39,381千円増加いたしました。主な内訳は、買掛金の減少21,035千円、未払法人税等の増加57,576千円、未払消費税等の増加22,320千円であります。b.固定負債 固定負債は44,998千円となり、前事業年度末に比べて大きな増減はありませんでした。
(純資産)当第2四半期会計期間末における純資産は3,761,410千円となり、前事業年度末と比較して171,611千円増加いたしました。前事業年度に係る配当金が95,804千円生じた一方、四半期純利益を292,686千円計上したことにより利益剰余金が196,882千円増加したことによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は1,350,160千円となり、前事業年度末より57,129千円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によって得られた資金は128,706千円(前年同四半期は132,908千円の収入)となりました。これは主として、税引前四半期純利益の獲得による421,936千円の収入、減価償却費の計上28,411千円、棚卸資産の減少114,285千円があったものの、法人税等の納付による85,714千円の支出及び売上債権の増加267,106千円があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によって支払った資金は171,246千円(前年同四半期は430,703千円の支出)となりました。これは主として、投資有価証券の取得による支出226,200千円、投資有価証券売却による収入242,453千円、有形固定資産の取得による支出10,083千円、無形固定資産の取得による支出159,362千円があったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によって支払った資金は95,879千円(前年同四半期は144,773千円の支出)となりました。これは主として、配当金95,802千円の支出があったことによります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は、20,178千円であります。なお、当第2四半期累計期間において当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因当第2四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因について、重要な変更はありません。
#C4172JP #東和ハイシステム #情報通信業セクター
