【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。当社グループは、第1四半期連結会計期間の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号。以下「収益認識会計基準」という。)等を適用しております。当第3四半期連結累計期間に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっております。なお、大きな影響が生じる売上高については、対前年同期比を記載しておりません。詳細につきましては、P.12「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更等)」をご参照ください。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況当第3四半期連結累計期間(2022年2月1日~2022年10月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の影響が続くなか、行動制限の緩和により経済活動が正常化に向かう一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による資源・原材料価格の高騰や急激な円安に伴う物価上昇が個人消費や消費行動へ与える影響懸念などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。ゴルフ事業を取り巻く環境におきましては、COVID-19の影響が和らいだことから、個人を中心とした少人数での利用だけではなく、大人数を集客するイベント企画やコンペ等の団体客の予約も増加傾向となりました。ゴルフ場利用者数の前年同月比は7月0.5%増、8月7.7%増、9月0.7%減と微増ながらもゴルフ場売上高の前年同月比は7月6.5%増、8月12.7%増、9月7.6%増と堅調に推移し(経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」)、引き続き密を避けられるアウトドアスポーツとして支持されております。トラベル事業を取り巻く環境におきましては、日本政府が10月11日より海外からの個人旅行の受入れや査証免除措置の再開等を実施し、訪日外客数は8月が169,902人(2019年同月比93.3%減)、9月が206,500人(2019年同月比90.9%減)、10月が498,600人(2019年同月比80.0%減)となりました。また、出国日本人数も8月が386,412人(2019年同月比81.7%減)、9月が319,165人(2019年同月比81.8%減)、10月が349,600人(2019年同月比79.0%減)と増改傾向が顕著となり、需要回復の兆しが明らかになってまいりました(日本政府観光局「JNTO」)。需要を受けて航空便が増加傾向となっている一方、物価や航空券代の高騰が続いていることや、欧州地域においてはウクライナ情勢に伴う飛行ルートの変更によるフライト時間の増加も訪日旅行の懸念材料となっております。このような環境の下、当社グループは『1人予約ランド』を核にしたゴルフ事業の更なる拡大を推進し、トラベル事業の需要回復に対応した積極的な姿勢を継続いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高3,436,306千円、営業利益201,629千円(前年同期比22.7%増)、経常利益171,198千円(前年同期比18.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益111,070千円(前年同期比40.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(ゴルフ事業)ゴルフ事業におきましては、『1人予約ランド』を中心とするASPサービスが引き続き好調を維持し、登録会員数も堅調に推移しました。2022年10月31日時点では92.3万人(前年同期比12.7%増)と増加を続けております。同サービスの業界でのシェアをさらに拡大するため、契約コース数の増加とプレー枠の確保に注力しました。広告・プロモーションサービスにおいては、ポータルサイト『VALUE GOLF WEB』へのアクセス数が前年比110%超の水準で推移しており、『1人予約ランド』をはじめ、『月刊バリューゴルフ』『バリューゴルフレッスン』といった各サービスにおける集客効果が強化されております。『月刊バリューゴルフ』は直接ゴルファーの手元に届く媒体として、確固たる地位を確立しております。ゴルフ場にて開催する『バリューゴルフレッスン』においては、開催会場の新規開拓や新規講師との契約数増加に努めました。バリューゴルフ大崎においては、試打・練習・インドアレッスン・コースレッスン・ショップとバリエーションに富んだゴルフ関連サービスを展開する複合ゴルフ施設としてゴルファーの認知が進み、会員数も堅調に推移しております。9月20日から営業時間の延長をし、10月1日から新講師も加わるなど、利用者のニーズに応えられる体制を整えました。その結果、売上高は前年同期比35.5%と順調に推移しております。複合ゴルフ施設としての相乗効果により収益性も向上しており、バリューゴルフ大崎をモデルとした多店舗展開の準備も進めております。今期より新サービスとして提供を開始しました「ズバッとプラン」につきましては、徐々にゴルフ場数やプラン数を増やし、ゴルフ場にとってもゴルファーにとってもメリットのあるサービスになっております。ECサービスにおいては、インターネット通販が引き続き好調を維持しております。自社ECサイトにて会員向けにクーポンの発行やモールにおいて夜間に価格を変更するなど拡販施策を実施しました。一方、仕入においては全般的な物価の上昇に加え急激な円安が進行したことにより原価率が上昇しており、利益の確保が課題となっております。
以上の結果、売上高3,175,436千円、営業利益478,409千円(前年同期比9.3%増)となりました。
(トラベル事業)トラベル事業におきましては、3年ぶりに行動制限の無い夏となり旅行や帰省、レジャーの需要が高まり、国内旅行を中心に旅行業界は徐々に回復傾向となりました。海外旅行についても長く続いていたCOVID-19の水際対策が大幅に緩和され、個人の外国人旅行客の受入が可能となり、状況が好転してまいりました。そのため、当社グループでも国内企画旅行や在日外国人向けのバスツアーも積極的に企画、催行いたしました。急激な円安の影響もあり、今後はさらに日本への旅行需要が高まると予想され、航空券販売も強化してまいります。
以上の結果、売上高235,951千円、営業利益1,701千円(前年同期は営業損失24,433千円)となりました。
(その他の事業)その他の事業セグメントにおきましては、広告メディア制作事業において、ブライダルメディア広告のクライアントである結婚式場等の収益が回復傾向となっております。結婚式場の内見数もCOVID-19以前の8割程度まで戻りつつある一方、結婚式の規模を縮小しての開催が大きなトレンドとなっており、客単価の増加が今後の課題となっています。また、求人メディア広告と旅行媒体への記事出稿については企業の業績回復の影響などから案件数は増加傾向となっております。
以上の結果、売上高29,879千円、営業利益9,167千円(前年同期比96.3%増)となりました。
② 財政状態の状況
(資産)当第3四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比較して402,411千円増加し、2,771,864千円となりました。これは主に商品の増加295,679千円、旅行前払金の増加64,641千円及び売掛金の増加50,418千円によるものであります。
(負債)当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比較して326,346千円増加し、1,600,465千円となりました。これは主に短期借入金の増加350,000千円及び旅行前受金の増加98,628千円によるものであります。
(純資産)当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比較して76,065千円増加し、1,171,399千円となりました。これは主に利益剰余金の増加76,612千円によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載しております。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。
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