【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される一方、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっています。また、物価上昇、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある状況となっております。
また、新型コロナウイルス感染症の影響を起因とし、あらゆる産業でアナログからデジタルへの転換、サービスの在り方が見直されるなか、IT技術の活用等による新たな教育・指導形態の必要性も一層高まってきております。
中核事業である個別指導形式の学習塾「森塾」におきましては、当第3四半期連結会計期間末において202教室(前年同期比18教室増)展開しておりますが、その内訳は、株式会社スプリックス運営が157教室(前年同期比18教室増)、株式会社湘南ゼミナール運営が45教室(前年同期比増減なし)であります。なお、森塾においては、今春から授業料を一部値上げしましたが、生徒数は順調に推移しています。
これらの結果、当第3四半期連結会計期間末における「森塾」在籍生徒数は43,494人と株式会社湘南ゼミナールの運営する「森塾」と合わせ、前年同期比2,846人増となりました。その内訳は、株式会社スプリックス運営が34,701人(前年同期比2,952人増)、株式会社湘南ゼミナール運営が8,793人(前年同期比106人減)であります。
集団指導形式の学習塾「湘南ゼミナール」におきましては、当第3四半期連結会計期間末において197教室(前年同期比16教室増)を展開しております。2023年春の合格実績は回復したものの、合格実績が浸透するまでには時間を要するため、新型コロナウイルス感染症が冬期に再拡大したこと、及び2022年春の合格実績が軟調であったことなどによる2023年3月までの生徒数減少の影響により、当第3四半期連結会計期間末における「湘南ゼミナール」在籍生徒数は18,456人(前年同期比251人減)となりました。
講義映像とチューターを用いた大学受験指導を行う学習塾である「河合塾マナビス」におきましては、当第3四半期連結会計期間末において株式会社湘南ゼミナールがフランチャイジーとして50教室(前年同期比2教室増)を展開しております。大学入試における推薦入試の伸長の影響による高校3年生の生徒数減少などから、当第3四半期連結会計期間末における「河合塾マナビス」在籍生徒数は4,144人(前年同期比341人減)となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間における主な学習塾ブランドごとの売上高、セグメント利益、教室数及び生徒数は以下のとおりであります。
森塾
湘南ゼミナール
河合塾マナビス
スプリックス
運営
湘南ゼミナール
運営
売上高(注1)
11,356百万円
9,025百万円
2,330百万円
6,173百万円
1,987百万円
セグメント利益又は損失(△)(注1、2)
2,339百万円
1,816百万円
522百万円
309百万円
△25百万円
EBITDA(注3)
2,502百万円
1,896百万円
606百万円
564百万円
100百万円
2023年6月末現在教室数
202教室
157教室
45教室
197教室
50教室
2023年6月末現在生徒数
43,494人
34,701人
8,793人
18,456人
4,144人
注1)売上高は外部顧客への売上高、及びセグメント利益は、セグメント間取引の相殺前の数値であります。
注2)セグメント利益又は損失は、のれんを除く無形固定資産の償却費を反映しております。
注3)EBITDAは、営業利益+支払利息+減価償却費であります。
「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、「新規事業(研究開発費等を含む)」、「自立学習RED」、「そら塾」、教育関連サービス(フォレスタシリーズの販売、「東京ダンスヴィレッジ」、「和陽日本語学院」、「プログラミング能力検定」の運営)等を含んでおります。
「自立学習RED」は、教育ITを利用した学習塾であり、当第3四半期連結会計期間末において直営6教室(前年同期比1教室増)、FC189教室(前年同期比8教室増)を展開しております。
また、「その他」に含まれる教育関連サービスにおきましては、個別指導用教材「フォレスタシリーズ」、ICTを活用した映像教材「楽しく学べるシリーズ」、塾講師募集webサイト「塾講師JAPAN」などの既存事業がいずれも好調だったことに加え、AIタブレットで基礎学力を養成する「DОJО」や、株式会社サイバーエージェントグループと協業中の「キュレオプログラミング教室」「プログラミング能力検定」などの新規事業も順調に拡大しております。さらに、投資フェーズではありますが、国際基礎学力検定「TOFAS」の受験者数は200万人を突破し、今期計画に対して順調に推移しています。
当第3四半期連結累計期間は、森塾に係る広告宣伝を前年度より前倒しして実施しております。また、新規事業や研究開発に対し積極的な投資を行い、計画に対して順調に進捗いたしました。引き続き、学習塾サービスとの相乗効果を最大限に発揮するための投資、研究開発を積極的に進めてまいります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は21,750百万円(前年同期比3.0%増)、営業利益は119百万円(前年同期比90.2%減)、経常利益は119百万円(前年同期比90.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は16百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益741百万円)、EBITDA(=営業利益+支払利息+のれん償却+減価償却費)は1,000百万円(前年同期比51.4%減)となりました。
②財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、18,070百万円(前連結会計年度末比1,503百万円減)となりました。主な要因は、現金及び預金が1,097百万円減少したことなどによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は、8,941百万円(前連結会計年度末比858百万円減)となりました。主な要因は、未払金が785百万円増加したものの、前受金が1,338百万円減少したことなどによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、9,129百万円(前連結会計年度末比644百万円減)となりました。主な要因は、配当金の支払いにより654百万円減少したことなどによるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、892百万円となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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