【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は第1四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度との比較分析は行っておりません。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、物価上昇や国内外の金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要はあるものの、雇用・所得環境に改善の傾向がみられ、緩やかな回復が続くことが期待されております。
また、国内IT市場におけるデジタルビジネス関連製品・サービスへの投資は、コロナ禍によるビジネス環境の変化とDXに対する意欲の高まりを背景に、好調に推移するものと予測しております。
このような状況のもと、当社は、企業価値向上と持続的な成長を推し進めていくためには優秀な人材確保による開発力及び信用力の強化が不可欠と考え、プライム市場が求める「流通株式時価総額100億円以上」の基準の充足を目指し、企業価値向上を目的としたさまざまな施策を講じております。
従業員満足度を高め、士気向上を図りさらなる業績向上へ繋げる取組みとして、2023年4月には平均昇給率3%、最大昇給率27%の定期昇給を行うとともに、2024年度入社の新入社員の初任給を引き上げました。
2023年6月1日には当社株式の流動性の向上、出来高の増加及び投資家層の拡大を図ることを目的に1株につき2株の割合をもって株式分割を行いました。さらに2023年6月15日には株価の改善と株主還元の向上、経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の実行を目的に、自己株式の取得を取締役会で決議し、株式数750,000株または金額5億円を上限として買付を開始しております。
当社のこれらの成長戦略、資本政策、業績向上やEPS向上への取組みへのご理解を深めていただくため、機関投資家及び個人投資家の皆様との対話を重視し、説明会やIR・PRの積極的な情報発信等に努めております。
事業の状況といたしましては、連結決算への移行を機にこれまで以上にグループ各社とのシナジー創出に励みながら、全体での業績拡大に取り組んでおります。
サービスラインの状況といたしましては、「業務系システム開発」は生損保のDX化や医療向けの案件、ニアショア拠点を活用したマイグレーション案件や新たに連結に加わった子会社の売上高を加え、順調に拡大しました。
「基盤構築」は社会インフラ向けの一括請負案件が好調で、売上を伸ばしました。
「コネクテッド開発」は医療向けの案件で安定して開発を継続しました。
「ソリューション」は、独自のソリューションやサービスの提供により他社との差別化に注力し、好調に受注を拡大しました。特に、SAP Concur®が提供する経費精算・経費管理クラウドConcur Expense、請求書管理クラウドConcur Invoice等の導入サービスにおいては、テレワークの広がりやインボイス制度の施行、電子帳簿保存法の改正が追い風となる中、当社独自のソリューションとして提供しているInvoice PAシリーズ等が好評で、多くの受注を獲得しております。また、RPAツールWinActor®(注1)のライセンス販売や導入案件が順調に増加しました。当社の自社ソリューションであるWork AIサービスにおいては、さまざまな業種や業務に対応したAIモデルを短期間で構築する「Prophetter」シリーズ、AIチャットボットでドキュメント検索を行うChat Document、物流倉庫を管理・効率化するSmartWMSの引合いが増加しております。また、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)を用いて視覚的な操作でプログラム開発が可能なローコード開発のプラットフォーム「WebPerformer」(注2)、「WebPerformer-NX」のライセンス販売を手掛けるとともに、当社の開発においてもこれらを活用し生産性・競争力の強化を図り、事業成長・収益力の向上を目指しております。
(注1)「WinActor」は、エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
(注2)「WebPerformer」は、キヤノンITソリューションズ株式会社の登録商標です。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は6,359,920千円(前年同期比27.9%増)となりました。
受注強化に向けた社員及びパートナーの技術者増強と、グループの連結による売上拡大により、売上総利益は
1,527,662千円(前年同期比28.6%増)、販売費及び一般管理費は723,478千円(前年同期比9.7%増)となりました。営業利益は804,184千円(前年同期比52.1%増)、営業利益率は12.6%と、高い水準を確保しております。経常利益は831,618千円(前年同期比48.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は557,108千円(前年同四半期純利益比43.4%増)となりました。
(注)当社は第1四半期連結会計期間より連結決算に移行しております。文中の「前年同期比」及び「前年同四半期純利益比」は前年同期及び前年同四半期の単体決算の数値と比較し算出しております。
なお、当社グループは情報サービス事業並びにこれらの付帯業務の単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしておりません。
当第3四半期累計期間における事業のサービスライン別の売上高を示すと、次のとおりであります。
事業のサービスライン
売上高(千円)
構成比(%)
業務系システム開発
4,599,843
72.3
基盤構築
632,822
9.9
コネクテッド開発
144,180
2.3
ソリューション
983,074
15.5
合 計
6,359,920
100.0
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は5,330,089千円となり、流動資産合計4,183,514千円、固定資産合計1,146,575千円となりました。流動資産の主な内訳は、現金及び預金2,136,947千円、受取手形、売掛金及び契約資産1,541,093千円、流動資産のその他466,256千円であります。固定資産の内訳は、有形固定資産50,095千円、無形固定資産440,091千円、投資その他の資産656,388千円であります。
なお、受取手形、売掛金及び契約資産に含まれる契約資産の金額は、343,604千円であります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は1,460,397千円となり、流動負債合計1,405,428千円、固定負債合計54,969千円となりました。流動負債の主な内訳は、未払費用344,829千円、買掛金302,440千円、未払金203,305千円、賞与引当金190,716千円、未払法人税等150,348千円、未払消費税等129,689千円であります。固定負債の主な内訳は、長期借入金39,979千円、退職給付に係る負債14,523千円であります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は3,869,692千円となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は8,350千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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