【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。(1)業績の状況 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動規制や入国規制の緩和などにより国内の経済は持ち直しの兆候が見られる一方で、世界的な情勢不安による物価上昇や各国の金融政策などにより、国内外の経済の見通しは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く事業環境としましては、日本の構造的な人手不足により、企業における採用難の状況が続いております。このような中、政府は労働移動の円滑化を目的として、企業における副業者や兼業者の活用を推進する施策を実行し、またフリーランスを企業と同じ「独立した意思のある存在」として認める特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律が2023年4月28日に成立しました。コロナ禍以降の企業や個人の働き方に関する価値観が更に変化し、企業による外部のフリーランスの活用増加や、新たに副業や兼業に取り組むクラウドワーカーの増加による雇用形態にとらわれない働き方がより一層広がりを見せる事が予想されます。 こうした流れは当社グループにとって追い風であり、2023年6月末時点で登録ユーザー数は575.7万人(前年同期比+67.0万人)、登録クライアント数は91.7万社(前年同期比+9.6万社)となりました。 このような事業環境の中、当社グループは「個のためのインフラになる」というミッションのもと、中長期目標「売上総利益CAGR20%以上10年継続」に追加し、新たに売上高300億円、EBITDA(Non-GAAP)25億円、営業利益年間成長率+10%以上に向けた成長目標「YOSHIDA300」を掲げました。その実現に向けて、既存事業では主軸であるマッチング事業の社数と単価向上による売上・利益の拡大並びにSaaS事業の成長、M&Aでは当社の主軸であるマッチング事業と親和性が高い事業への規律ある投資、人材育成では研修を通じた次期経営人材の輩出、そして人的資本経営による企業価値向上に取り組んでおります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの業績は、売上高9,690,849千円(前年同期比24.6%増)、売上総利益は4,531,616千円(前年同期比29.0%増)、営業利益は820,808千円(前年同期比7.0%減)、EBITDA(Non-GAAP)は1,010,681千円(前年同期比5.5%増)、経常利益は886,000千円(前年同期比0.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は597,143千円(前年同期比0.6%減)となりました。
セグメント業績については、次のとおりであります。①マッチング事業
当第3四半期連結累計期間のマッチング事業においては、引き続きアシスタント人材の需要の強さにより事務/アシスタント領域が成長を牽引いたしました。また、上半期に採用した人材の戦力化及び生産性向上にも取り組んだ結果、取引額の総額を示す流通取引総額は16,933,168千円(前年同期比19.8%増)、売上高は9,362,389千円(前年同期比22.9%増)、売上総利益は4,205,968千円(前年同期比25.3%増)、セグメント利益は978,204千円(前年同期比5.2%減)となりました。
②ビジネス向けSaaS事業
当第3四半期連結累計期間のビジネス向けSaaS事業においては、人材マネジメントの機運が高まる中、組織やプロジェクトにおける工数管理や生産性の可視化のニーズが高まっており、大手企業や成長企業を中心に工数管理ツール「クラウドログ」の導入が進んでおります。また、機能追加や改善を継続することで、大手のクライアントを中心に単価の向上を継続的に行っております。 このため、売上高および売上総利益は295,155千円(前年同期比89.1%増)となり、セグメント損失は187,783千円(前年同期のセグメント損失は142,616千円)となりました。
(2)財政状態の分析(資産) 当第3四半期連結会計期間末における総資産は9,679,654千円となり、対前期末比で2,041,157千円増加いたしました。流動資産は対前期末比で689,081千円の増加となり、その主な内訳は、現金及び預金が337,711千円、売掛金が233,206千円、未収入金が85,142千円増加したものであります。固定資産は対前期末比で1,352,076千円の増加となり、その主な内訳は、のれんが1,182,988千円増加したものであります。
(負債) 当第3四半期連結会計期間末における負債は4,182,703千円となり、対前期末比で1,210,447千円増加いたしました。流動負債は対前期末比で1,039,736千円の増加となり、その主な内訳は、短期借入金が629,016千円、未払金が84,452千円、未払法人税等が90,271千円、契約負債が133,760千円増加したものであります。固定負債は対前期末比で170,711千円の増加となり、その主な内訳は、長期借入金が150,211千円増加したものであります。
(純資産) 当第3四半期連結会計期間末における純資産は5,496,950千円となり、対前期末比で830,710千円増加いたしました。純資産の増加の主な内訳は、親会社株主に帰属する四半期純利益597,143千円の計上および新株予約権が113,709千円増加したものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。 (4)研究開発活動該当事項はありません。 (5)従業員数当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい増減はありません。
(6)主要な設備 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの主要な設備について著しい増減はありません。
#C3900JP #クラウドワークス #情報通信業セクター
