【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態の状況(資産)当第3四半期会計期間末の流動資産は3,671,181千円となり、前事業年度末と比較して415,154千円増加いたしました。これは主に、受取手形及び売掛金が95,172千円減少した一方で、現金及び預金が345,262千円、電子記録債権が40,381千円、原材料及び貯蔵品が119,327千円それぞれ増加したことによるものであります。固定資産は896,246千円となり、前事業年度末と比較して48,371千円増加いたしました。これは主に、建物(純額)が13,625千円、投資その他の資産が29,863千円それぞれ増加したことによるものであります。以上の結果、当第3四半期会計期間末の資産合計は4,567,427千円となり、前事業年度末と比較して463,526千円増加いたしました。
(負債)当第3四半期会計期間末の流動負債は1,227,475千円となり、前事業年度末と比較して25,312千円増加いたしました。これは主に、未払法人税等が71,183千円減少した一方で、電子記録債務が56,875千円、買掛金が27,666千円、賞与引当金が23,243千円それぞれ増加したことによるものであります。固定負債は114,664千円となり、前事業年度末と比較して41,608千円減少いたしました。これは主に、社債が22,500千円、長期借入金が22,500千円それぞれ減少したことによるものであります。以上の結果、当第3四半期会計期間末の負債合計は1,342,140千円となり、前事業年度末と比較して16,295千円減少いたしました。
(純資産)当第3四半期会計期間末の純資産合計は3,225,287千円となり、前事業年度末と比較して479,821千円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が462,993千円増加したことによるものであります。
(2) 経営成績の状況当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症における行動制限の緩和やインバウンドの増加等により社会経済活動に回復の動きが見られました。当社が営んでいる事業につきましても、当社の強みであるスポーツ市場における行動制限の緩和等、市場環境の好転が見られたものの、ウクライナ情勢の長期化に伴う世界的な原材料・資源価格の高騰による物価の上昇、欧米諸国等の金融引き締め政策による円安の進行等により、依然として先行きは不透明な状況が続いております。このような経営環境の中、「本気の笑顔の実現」という経営理念の下、社会的課題である「生活の質」=QOL(Quality Of Life)の向上に貢献するための事業を展開し、社会的価値と同時に企業価値の向上に取り組んでおります。当第3四半期累計期間につきましては、新製品の市場投入や当社契約選手によるイベントの開催、また、SNS等を活用したマーケティング活動の強化により認知度の向上に努めると共に、主要取引先との関係強化と取引拡大等、営業活動の強化に取り組みました。このような全社での経営強化策の下、ホールセール部門につきましては、インバウンドの増加や既存取引先から大口の受注があったこと等により、売上高は2,776,202千円(前年同期比13.6%増)となりました。イーコマース部門につきましては、ワールド・ベースボール・クラシックによる当社契約選手の活躍やSNS等を核としたマーケティング活動の強化による認知度向上が進み、国内での自社サイト及びECモールの自社店舗が好調に推移いたしました。また、越境ECにつきましては、新たに2023年6月に中国版TikTok(抖音)のECプラットフォームである「抖音電商全球購(Douyin EC Global)」に出店いたしました。以上の結果、売上高は1,001,184千円(前年同期比35.8%増)となりました。リテール部門につきましては、行動制限が緩和されたこと及びマーケティング活動の強化やインバウンドの増加等により、来店客数が増加し堅調に推移いたしました。また、2023年6月には「たまプラーザテラス」(神奈川県横浜市)に新規出店いたしました結果、売上高は311,530千円(前年同期比15.5%増)となりました。以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高につきましては、4,088,917千円(前年同期比18.5%増)となりました。利益面につきましては、業務の効率化や徹底したコスト管理を図った結果、営業利益は922,134千円(前年同期比15.8%増)、経常利益は932,496千円(前年同期比16.5%増)、四半期純利益は606,335千円(前年同期比13.2%増)となりました。なお、当社は、コラントッテ事業とCSS事業を営んでおりますが、コラントッテ事業以外のセグメントは重要性が乏しく、コラントッテ事業の単一セグメントとみなせるため、セグメント別の記載を省略しております。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動当第3四半期累計期間における研究開発活動は、主として新製品の企画・開発であり、研究開発の成果としては、「コラントッテ COA ネックレス ZEST」及び「コラントッテ THEO ネックレス LUSSO」等の販売開始であります。当第3四半期累計期間の研究開発費は18,190千円であります。なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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