【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る活動制限が緩和されたこと等に伴い、経済活動の回復へ向けた動きが見られました。一方、物価上昇や金利の引き上げ、長期化するウクライナ情勢等、国内外における経済見通しは依然として先行きが不透明な状況が続いております。 このような中、当社のソリューション事業においては、派遣業務、請負業務の受注がともに増加しました。さらに、コンサルティング事業、AR/VR事業においても受注が増加し、当社グループは全セグメントで増収となりました。一方で、エンジニアの積極採用等により採用広告費及び人件費を中心に販売費及び一般管理費は増加しました。営業外損益では、雇用調整助成金等の助成金収入が減少しました。特別損益では、前年同期に計上した減損損失等の発生はありませんでした。 これらの結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高8,483百万円(対前年同期比9.8%増)、営業利益519百万円(対前年同期比3.6%増)、経常利益536百万円(対前年同期比1.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益342百万円(対前年同期比148.0%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① ソリューション事業 派遣業務は、主要取引先である国内製造業及びIT関連企業におきまして、慢性的な技術者不足の状況は変わらず、技術者需要が堅調に推移しました。このような状況の中、継続的にエンジニアの教育等による高付加価値化に取り組み、派遣単価が上昇しました。さらに、継続的なIT分野の強化に取り組み、IT分野の売上及び売上構成比がともに増加しました。エンジニア数につきましては、採用を強化したこと等により在籍エンジニア数が増加し、稼働人数が増加しました。 請負業務は、製造請負においては、既存取引の中でも主に半導体関連の取引が増加しました。IT請負においては、リーダー人材の育成に注力し、プロジェクト単位及びチームでの受注体制を強化した結果、新規取引及び既存取引の受注が堅調に推移しました。 一方で、人員増強等による採用体制の強化及び企業ブランディング施策の強化等による積極的採用に取り組んだ結果、2023年4月に新卒エンジニア213人が入社し、コロナ禍と比較して稼働までに時間を要する新卒エンジニアの採用数が多く、一時的に稼働率を押し下げる要因となりました。また、昨今の物価上昇への対応及び人材確保を目的として、積極的なエンジニアの報酬水準の引き上げを行いました。 これらの結果、ソリューション事業の売上高は7,684百万円(対前年同期比8.9%増)、セグメント利益は500百万円(対前年同期比6.5%減)となり、2023年6月末時点の在籍エンジニア数は1,745人となりました。
② コンサルティング事業 ITコンサルティングサービス市場は、SAPをはじめとした既存の大規模基幹システムにおいてIT基盤の統合・再構築に関連する需要が旺盛であり、当社が携わるクラウド系基幹システムであるSAP S/4 HANA及びSAP以外のERPの導入案件において拡大傾向となりました。こうした案件状況に対して、自社ITコンサルタントに加えて協力会社の外注要員を活用し、各モジュール別チームによる体制を整えました。さらに、需要が高い首都圏の大型案件や、SES案件においてはより上位工程であるコンサルティング領域の案件へリソースを集中し、売上拡大に努めてまいりました。その結果、ITコンサルティングは前年同期比で増収増益となりました。 これらの結果、コンサルティング事業の売上高は574百万円(対前年同期比10.7%増)、セグメント利益は86百万円(対前年同期比26.9%増)となりました。
③ AR/VR事業 AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)、メタバース、AI(人工知能)等の最先端IT市場におきましては、多種多様な商品及びサービスが需給ともに増加しており、その成長性が期待されております。このような状況の中、当社は大型展示会への出展、ニュースリリース、ダイレクトメール配信等の発信型の営業活動を行うことで、当社の商品及びサービスを紹介して認知いただき、市場動向や各企業様の課題等の把握、分析に努めており、その活動を通じてニーズを持つ企業様からの引き合いが増加しました。 当第3四半期連結累計期間においては、アプリ開発、教育機関向けのメタバース、展示会や会社説明会等の企業向けのメタバース、360°VRツアー、AI関連の受託開発、AI教育等の受注を獲得し、売上高は前年同期比で増加し、赤字幅が縮小しました。 これらの結果、AR/VR事業の売上高は166百万円(対前年同期比50.7%増)、セグメント損失は58百万円(前年同期は84百万円の損失)となりました。
④ その他 障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく特例子会社である株式会社ストーンフリーの売上高は、就労移行支援事業の利用者が増加したこと等により、前年同期比で増加しました。また、再生医療導入支援事業を行うプライムロード株式会社は、再生医療コンサルティングサービスの受注が増加しました。 これらの結果、売上高は57百万円(対前年同期比52.8%増)、セグメント損失は8百万円(前年同期は16百万円の損失)となりました。
(2) 財政状態の分析① 資産の状況 当第3四半期連結会計期間末における資産合計は5,281百万円となり、前連結会計年度末より610百万円の増加となりました。流動資産合計は4,508百万円となり、前連結会計年度末より325百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金が289百万円増加、売掛金が51百万円増加したことによるものであります。固定資産合計は773百万円となり、前連結会計年度末より284百万円の増加となりました。これは主に東京オフィスの移転準備等により有形固定資産が168百万円増加、繰延税金資産を含む投資その他の資産が105百万円増加したことによるものであります。
② 負債の状況 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は2,089百万円となり、前連結会計年度末より473百万円の増加となりました。流動負債合計は2,057百万円となり、前連結会計年度末より475百万円の増加となりました。これは主に賞与引当金が308百万円減少した一方、未払費用が741百万円増加したことによるものであります。
③ 純資産の状況 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は3,191百万円となり、前連結会計年度末より136百万円の増加となりました。これは主に剰余金の配当132百万円、自己株式の取得83百万円を行った一方、親会社株主に帰属する四半期純利益342百万円を計上したことによるものであります。
(3) 従業員数① 連結会社の状況 当第3四半期連結累計期間において、当社グループは業容拡大に伴う採用等により、ソリューション事業において203名増加しております。 なお、従業員数は就業人員(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者及び契約社員を含む)であり、常用契約社員を含んでおります。
② 提出会社の状況当第3四半期累計期間において、当社は業容拡大に伴う採用等により、ソリューション事業において203名増加しております。なお、従業員数は就業人員(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む)であり、常用契約社員を含んでおります。
(4) 主要な設備 前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。
会社名
事業所名(所在地)
セグメントの名称
設備の内容
投資予定金額
資金調達方法
着手年月
完了予定年月
完成後の増加能力
総額(百万円)
既支払額(百万円)
提出会社
営業支店(東京都港区)
ソリューション事業コンサルティング事業AR/VR事業
事務所設備
374(注)1、2
169(注)3
自己資金
2022年9月
2023年7月(注)4
(注)5
(注)1.敷金等の拠点開設費用が含まれております。 2.前連結会計年度の設備の新設計画において、投資予定金額を215百万円としておりましたが、374百万円に変更しております。 3.前連結会計年度の設備の新設計画において、既支払額を94百万円としておりましたが、169百万円に変更しております。 4.前連結会計年度の設備の新設計画において、完了予定年月を2023年5月としておりましたが、2023年7月に変更しております。 5.完成後の増加能力につきましては、計数的把握が困難であるため記載を省略しております。
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