【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る活動制限が緩和されたこと等に伴い、経済活動の回復へ向けた動きが見られました。一方、物価上昇や金利の引き上げ、長期化するウクライナ情勢等、国内外における経済見通しは依然として先行きが不透明な状況が続いております。 このような中、当社のソリューション事業においては、派遣業務、請負業務の受注がともに増加しました。さらに、コンサルティング事業、AR/VR事業においても受注が増加し、当社グループは全セグメントで増収となりました。一方で、技術社員の積極採用等により採用広告費及び人件費を中心に販売費及び一般管理費は増加しました。営業外収益では、雇用調整助成金等の助成金収入が減少しました。 これらの結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高2,752百万円(対前年同期比8.8%増)、営業利益229百万円(対前年同期比26.8%増)、経常利益は237百万円(対前年同期比12.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益157百万円(対前年同期比10.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① ソリューション事業 派遣業務は、主要取引先である国内製造業及びIT関連企業におきまして、慢性的な技術者不足の状況は変わらず、技術者需要が堅調に推移しました。このような状況の中、継続的に技術社員の教育等による高付加価値化に取り組み、派遣単価が上昇しました。さらに、前期より引き続き、人員増強等による採用体制の強化及び企業ブランディング施策の強化等による積極的採用に取り組み、在籍技術社員数が増加し、稼働人数も増加しました。その結果、稼働率は前年同期と同様に高水準で推移しました。また、継続的なIT分野の強化に取り組み、IT分野の売上及び売上構成比がともに増加しました。 請負業務は、製造請負においては、既存取引の中でも半導体関連の取引が増加しました。IT請負においては、リーダー人材の育成に注力し、プロジェクト単位及びチームでの受注体制を強化した結果、新規取引及び既存取引の受注が堅調に推移しました。 これらの結果、ソリューション事業の売上高は2,510百万円(対前年同期比7.8%増)、セグメント利益は233百万円(対前年同期比10.2%増)となりました。
② コンサルティング事業 ITコンサルティングサービス市場は、SAPをはじめとした既存の大規模基幹システムにおいてIT基盤の統合・再構築に関連する需要が旺盛であり、当社が携わるクラウド系基幹システムであるSAP S/4 HANA及びSAP以外のERPの導入案件につきましても拡大傾向となりました。こうした案件状況に対して、自社ITコンサルタントの育成及び増員に加えて協力会社の外注要員を活用し、各モジュール別チームによる体制を整えました。さらに、需要が高い首都圏の大型案件へリソースを集中いたしました。その結果、ITコンサルティングは前年同期比で増収増益となりました。 これらの結果、コンサルティング事業の売上高は182百万円(対前年同期比9.1%増)、セグメント利益は25百万円(対前年同期比33.6%増)となりました。
③ AR/VR事業
AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)、AI(人工知能)等の最先端IT市場におきましては、多種多様な商品及びサービスが需給ともに増加しており、その成長性が期待されております。このような状況の中、当社は大型展示会への出展等の営業活動を行うことで、当社の商品及びサービスを紹介して認知いただき、かつ市場であり各企業様の課題等への直接的な把握、分析に努めております。その活動を通じて引き合いが堅調であることも認識しております。 当第1四半期連結累計期間においては、アプリ開発、教育機関向けのVRコンテンツ、360°VRツアー及び仮想空間でのイベントコンテンツ等の受注を獲得し、売上高は前年同期比で増加し、赤字幅が縮小しました。これらの結果、AR/VR事業の売上高は39百万円(対前年同期比77.9%増)、セグメント損失は26百万円(前年同期は47百万円の損失)となりました。
④ その他 障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく特例子会社である株式会社ストーンフリーの売上高は、就労移行支援事業の利用者が増加したこと等により、前年同期比で増加しました。また、再生医療導入支援事業を行うプライムロード株式会社は、再生医療コンサルティングサービスの受注を獲得しました。 これらの結果、売上高は20百万円(対前年同期比72.0%増)、セグメント損失は3百万円(前年同期は2百万円の損失)となりました。
(2) 財政状態の分析① 資産の状況 当第1四半期連結会計期間末における資産合計は4,418百万円となり、前連結会計年度末より251百万円の減少となりました。流動資産合計は4,017百万円となり、前連結会計年度末より164百万円の減少となりました。これは主に現金及び預金が135百万円減少、売掛金が54百万円減少したことによるものであります。固定資産合計は401百万円となり、前連結会計年度末より87百万円の減少となりました。これは主に繰延税金資産を含む投資その他の資産合計が79百万円減少したことによるものであります。
② 負債の状況 当第1四半期連結会計期間末における負債合計は1,338百万円となり、前連結会計年度末より277百万円の減少となりました。流動負債合計は1,305百万円となり、前連結会計年度末より276百万円の減少となりました。これは主に未払金が233百万円増加した一方で、賞与引当金が308百万円減少、未払法人税等が243百万円減少したことによるものであります。固定負債合計は前連結会計年度末とほぼ同額の32百万円となりました。
③ 純資産の状況 当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は3,080百万円となり、前連結会計年度末より25百万円の増加となりました。これは主に配当実施の一方、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、利益剰余金が24百万円増加したことによるものであります。
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