【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスによる社会活動の制限が徐々に緩和され個人消費は緩やかに持ち直しており、またインバウンド需要も本格的に回復の兆しを見せ始めた一方で、ウクライナ情勢や円安などに起因する資源・エネルギー価格のさらなる上昇や、金融資本市場の変動などの景気下押しリスクも多く引き続き留意が必要な状況にあります。建設業界としては、コロナ禍からの経済回復に伴う就業機会の増加や、各企業のベースアップに拍車がかかったことで、企業間での人材獲得競争はより激化し慢性的な人手不足が進行している現状に加えて、資材・エネルギー価格高騰の圧力もあり、以前にも増して厳しい経営環境に直面しております。他方、当社グループ事業に関係の深い住宅業界におきまして、国土交通省発表による2022年4月~2023年3月累計の新設住宅着工戸数は、戸建てが前年同期比92.3%、分譲マンションが前年同期比110.8%、住宅市場全体としては前年同期比99.4%と前年同期並みで推移しており、商環境に関しましては、インバウンドや個人消費回復により景況感は良好に推移いたしました。このような状況のもとで、当社グループは「世界に誇れる独創的建物サービスで社会と感動を分かち合う」という理念にもとづき、「全ての建物に“キャンディル”」というビジョンを実現すべく、持続的な事業の成長とさらなる企業価値の向上を目指して、激しく移り変わるお客様のニーズや時代の変化に寄り添いながら、2021年に新しく閣議決定されました「住生活基本計画」に沿ったサービスの拡充に取り組み、住宅関連・商業施設関連サービスの売上拡大に努めてまいりました。資材・エネルギー価格の高騰、人材獲得競争の激化などの厳しい経営環境の中、社会活動の緩やかな回復、また営業施策の奏功や業務提携効果により、当社グループのサービス提供機会は増加し、売上高は復調傾向を示し、売上総利益の増加等により営業利益は大幅に増加いたしました。この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は6,344,993千円(前年同期比108.7%)、営業利益は338,795千円(前年同期比159.4%)、経常利益は333,136千円(前年同期比185.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は181,196千円(前年同期比290.0%)となりました。なお、当社グループでは組織再編及びM&Aの実施に伴い発生したのれん償却費を販売費及び一般管理費に96,111千円計上しており、これを加えたのれん償却前経常利益は429,247千円(前年同期比155.5%)、のれん償却前親会社株主に帰属する四半期純利益は277,307千円(前年同期比174.8%)となりました。
当社グループは、建築サービス関連事業の単一セグメントとしておりますが、サービス分野別の状況は以下のとおりであります。① リペアサービス当第2四半期連結累計期間におけるリペアサービスの連結売上高は2,227,173千円(前年同期比103.9%)となりました。株式会社バーンリペアは主に戸建てを中心にリペアを提供しておりますが、住宅市場の需要を積極的に取り入れたことで、同社のリペアサービスの売上高は1,817,144千円(前年同期比106.8%)と回復基調で推移いたしました。株式会社キャンディルテクトは主に集合住宅を中心にリペアを提供しておりますが、技術者不足の影響で、同社のリペアサービスの売上高は410,029千円(前年同期比92.6%)となりました。② 住環境向け建築サービス当第2四半期連結累計期間における住環境向け建築サービスの連結売上高は1,511,339千円(前年同期比108.7%)となりました。株式会社バーンリペアは主に戸建てを中心に定期点検、検査、小型修繕、各種施工、リコール対応を提供しておりますが、定期点検数の増加や単価上昇、リコール対応の新規大型案件獲得により、同社の住環境向け建築サービスの売上高は1,205,387千円(前年同期比112.9%)となりました。株式会社キャンディルテクトは主に集合住宅を中心に検査を提供しておりますが、技術者不足の影響で、同社の住環境向け建築サービスの売上高は305,951千円(前年同期比94.9%)となりました。③ 商環境向け建築サービス当第2四半期連結累計期間における商環境向け建築サービスの連結売上高は2,079,791千円(前年同期比108.8%)となりました。商環境向け建築サービスは主に商業施設等の内装工事、家具組立て、揚重を提供しておりますが、商環境の市場回復に伴うホテルや商業施設などの内装工事需要などを取り込んだ結果、増収となりました。④ 商材販売当第2四半期連結累計期間における商材販売の売上高は309,257千円(前年同期比99.7%)となりました。商材販売は主にリペア材料やメンテナンス材料を販売しておりますが、前年同期並みに推移いたしました。⑤ 抗ウイルス抗菌サービス当第2四半期連結累計期間における抗ウイルス抗菌サービスの売上高は217,430千円(前年同期比269.7%)となりました。抗ウイルス抗菌サービスは室内の壁面・天井、水まわり、床などの各種コーティングサービスを提供しておりますが、業務提携効果や家電量販店などとの協業により水まわりコーティング案件が好調に推移し、増収となりました。
(2)財政状態に関する説明(総資産)当第2四半期連結会計期間末における資産合計は6,469,597千円となり、前連結会計年度末に比べ10,801千円の減少となりました。流動資産は3,790,883千円となり、前連結会計年度末に比べ41,302千円の増加となりました。これは、主に現金及び預金が334,606千円減少したこと、受取手形及び売掛金が352,129千円増加したこと、商品及び製品が3,092千円減少したこと、その他流動資産が27,720千円増加したことなどによります。固定資産は2,678,713千円となり、前連結会計年度末に比べ52,104千円の減少となりました。これは、主にのれんが96,111千円減少したこと、繰延税金資産が39,167千円増加したことなどによります。(負債)当第2四半期連結会計期間末における負債合計は3,783,779千円となり、前連結会計年度末に比べ179,768千円の減少となりました。流動負債は2,700,774千円となり、前連結会計年度末に比べ94,794千円の減少となりました。これは、主に買掛金が124,666千円増加したこと、短期借入金が449,998千円減少したこと、賞与引当金が80,973千円増加したこと、その他流動負債が89,574千円増加したことなどによります。固定負債は1,083,005千円となり、前連結会計年度末に比べ84,974千円の減少となりました。これは、主に長期借入金が84,998千円減少したことなどによります。(純資産)当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は2,685,817千円となり、前連結会計年度末に比べ168,966千円の増加となりました。これは、主に利益剰余金が153,703千円増加したことなどによります。この結果、自己資本比率は41.5%(前連結会計年度末比2.7ポイント上昇)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は1,557,805千円となり、前連結会計年度末に比べ334,606千円の減少となりました。当第2四半期連結累計期間における各活動によるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は、230,528千円(前年同期は325,586千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益333,136千円を計上したこと、のれん償却額96,111千円、売上債権が352,129千円増加したこと、仕入債務が124,666千円増加したことなどによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、13,175千円(前年同期は1,962千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出16,508千円、有形固定資産の売却による収入3,940千円などによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は、551,960千円(前年同期は797,457千円の支出)となりました。これは主に、短期借入金の純減額449,998千円、長期借入れによる収入300,000千円、長期借入金の返済による支出374,998千円などによるものであります。
