【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況当第2四半期連結累計期間(2022年10月1日~2023年3月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、経済活動の正常化が進み、商流が回復傾向にある一方、ロシア・ウクライナ情勢等によるエネルギー価格上昇に伴う原材料価格や人手不足による人件費の高騰から企業経営を取り巻く環境は引き続き厳しく、世界的な金融引き締めの継続に伴い海外では金融機関が破綻するなど世界景気の下振れがわが国経済へ与える影響も懸念され、先行きは不透明な状況で推移いたしました。
当連結会計年度は、ここ数年推進してきました一連の施策(販売先と商品アイテム数の選択と集中、「粧美堂(SHOBIDO)」の真のメーカー化、ニッチカテゴリーにおけるシェアNo.1商品の開発ならびにシェア獲得施策)を継続して推進しております。また、SNSなどの普及によりメーカーと個人(消費者)が直接コミュニケーションを取ることが一般化してきていることを踏まえて、従来から進めております自社メディア育成をより強化してまいります。当第2四半期連結累計期間の売上高は、当社商品のメインユーザーである若年層の女性の外出機会が正常化に向かったことや戦略的に進めてきた重点販売先に対する全社一丸となった営業強化が引き続き奏功し、対前年同期比24.1%増の10,027,930千円の増収となり売上総利益額は2,679,909千円で対前年同期比9.6%増となりました。一方で同利益率は、表面的な利益率は低いものの受注生産のため返品がなく安定的かつ効率的に利益が残せるOEM商品の売上が大幅に伸びたことと、円安の影響により海外生産の自社企画商品の売上原価が上昇したことを主因に26.7%と対前年同期比3.5ポイント低下しました。販売費及び一般管理費は、売上高が大幅に伸びたことに伴い販売促進費、物流費などが増加した結果、対前年同期比10.1%増の2,106,170千円となったものの、売上高の増加によりコストアップ要因を跳ね返し営業利益は対前年同期比8.0%増の573,738千円となりました。経常利益は為替デリバティブ取引の時価評価に伴う評価損を営業外費用に計上したことなどを受けて対前年同期比8.8%減の482,770千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は312,689千円(対前年同期比2.7%減)となりました。当第2四半期連結累計期間は前年比で大幅に円安が進行し売上原価が高騰する中で、ここ数年継続して行ってきた選択と集中(取扱い商品数と販売先)、仕入れ商品から自社企画商品への切替、固定費圧縮、組織の大幅刷新による意思決定の迅速化、人事報酬制度の見直しを中心とした経営基盤の強化と化粧品・化粧雑貨等自社企画商品の開発施策を着実に実施し営業利益段階においては増益を確保することができました。
上述した為替デリバティブ取引については、一部金融機関との間で輸入取引の決済に充当する外貨を実需の範囲内で受け取る契約を締結したものであり、当連結会計年度末である2023年9月末までに当該契約は消滅いたしますので、当連結会計年度の為替デリバティブ取引の時価評価に伴う評価損は発生いたしません。また調達した外貨については順次輸入決済に使用しておりますので現時点において当該取引が当連結会計年度における業績予想に重大な影響を及ぼすものではないと判断しております。
当社グループの事業セグメントは、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおり、単一の事業セグメントでありますが、取扱い商品を区分した売上高の概況は次のとおりであります。
①化粧品・化粧雑貨当分類には、メイク関連用品、ヘアケア関連用品、トラベル用品、バス・エステ・健康関連グッズ等の売上が含まれます。当第2四半期連結累計期間の売上高は、当社商品のメインユーザーである若年層の外出機会が増加したことや重点販売先への営業強化の成果が実り、化粧品・化粧雑貨全般が前期に引き続き好調に推移しました。注力カテゴリーであるネイルケア・ネイルアート・前髪関連商材を中心としたヘアケア、ヘアアクセサリー、マーケティング戦略が奏功した二重まぶた用化粧品、キッズコスメなどが順調に推移し6,706,284千円(対前年同期比20.9%増)と大幅増収となりました。
②コンタクトレンズ関連当分類には、コンタクトレンズ、コンタクトレンズケア用品の売上が含まれます。当第2四半期連結累計期間の売上高は、海外市場とりわけ中国市場でのロックダウンの影響があったものの、国内市場では大幅な増収を確保し1,267,400千円(対前年同期比3.5%増)となりました。
③服飾雑貨当分類には、バッグ、ポーチ・ケース、サイフ類、その他服飾小物の売上が含まれます。当第2四半期連結累計期間の売上高は、キャラクターをあしらった小物類の売上などが好調に推移し1,514,913千円(対前年同期比72.4%増)となりました。
④その他当分類には、生活雑貨、文具、行楽用品、ギフト商品等の売上が含まれます。当第2四半期連結累計期間の売上高は、入園入学用品の新規導入などから、539,331千円(対前年同期比24.6%増)と増収となりました。
(2)財政状態の状況①資産当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて548,994千円増加し、15,306,945千円となりました。流動資産は、前連結会計年度末に比べて607,914千円増加し、12,091,574千円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が253,949千円、商品及び製品が402,851千円、その他が650,713千円増加したことに対し、為替予約が584,672千円減少したこと等によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べて58,920千円減少し、3,215,370千円となりました。これは主に、有形固定資産のその他が60,716千円減少したこと等によるものであります。
②負債当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて724,416千円増加し、9,502,228千円となりました。流動負債は、前連結会計年度末に比べて716,338千円増加し、5,747,073千円となりました。これは主に、短期借入金が800,000千円、為替予約が80,490千円増加したことに対し、その他が138,462千円減少したこと等によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べて8,077千円増加し、3,755,154千円となりました。これは主に、長期借入金が158,000千円増加したことに対し、その他が156,350千円減少したこと等によるものであります。
③純資産当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて175,422千円減少し、5,804,716千円となりました。これは主に、利益剰余金が246,640千円増加したことに対し、繰延ヘッジ損益が396,737千円減少したこと等によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、期首残高に比べて101,696千円減少し、4,131,591千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、使用した資金は、△972,779千円(前年同期は190,118千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益を482,770千円計上するとともに、減価償却費92,521千円があったこと、売上債権の増加△245,880千円、棚卸資産の増加△402,064千円、預け金の増加△626,929千円、法人税等の支払額△187,784千円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、使用した資金は、△42,874千円(対前年同期比66.6%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出△31,065千円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、獲得した資金は、920,162千円(前年同期は132,235千円の支出)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額800,000千円、長期借入れによる収入1,200,000千円があったこと、長期借入金の返済による支出△1,013,000千円、配当金の支払額△66,152千円があったこと等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動記載すべき重要な事項はありません。
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