【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析当第3四半期連結累計期間においては、全体的に世界経済は回復傾向でしたが、新型コロナウイルス感染症再拡大、並びにウクライナ侵攻の長期化で資源価格の高騰や高止まりによりエネルギー、食糧価格等が上昇して世界的にインフレが急速に進行し、さらに半導体をはじめとする電子部品の供給不足や急激な為替変動などにより先行きが不透明な状況が続きました。日本経済におきましても、急速な円安の進行による物価上昇が個人消費や企業活動に影響を及ぼし、コロナ対策と合わせて景気減速のリスク要因になっております。当電子部品業界といたしましては、中国におけるゼロコロナ・ロックダウン政策などの影響により、スマートホン向けは生産調整を余儀無くされましたが、設備投資関連は引き続き順調に推移しました。当社におきましては、中国市場の情報通信関連は在庫調整により受注が鈍化しましたがEV向けは順調に推移し、日本国内の産業機器向けや半導体製造装置向けの需要が引き続き堅調に推移しました。その結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの売上高は16億1千7百万円(前年同四半期比25.0%増)となりました。損益面では、売上高の回復及び原価率の低減、並びに経費等の削減に努めた結果、営業利益は1億8千8百万円(前年同四半期比30.2%増)となりました。経常利益は1億7千5百万円(前年同四半期比18.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は遊休・老朽設備の除却費用の影響で1億1千万円(前年同四半期比9.7%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 電子部品材料事業当第3四半期連結累計期間のフェライトコア販売、コイル・トランス販売は、中国市場のEV向けが順調に推移し、日本国内の産業機器向けや半導体製造装置向けの需要も引き続き堅調に推移したことから、売上高は15億6千8百万円(前年同四半期比25.8%増)となり、セグメント利益は1億5千2百万円(前年同四半期比35.2%増)となりました。
② 不動産賃貸事業当事業の売上高は4千8百万円(前年同四半期比4.0%増)となり、セグメント利益は3千5百万円(前年同四半期比12.1%増)となりました。
(2) 財政状態の分析当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて4億5千4百万円増加し、47億1千7百万円となりました。このうち、流動資産は26億1千2百万円、固定資産は21億4百万円となりました。当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて1億3百万円増加し、10億7千3百万円となりました。このうち、流動負債は3億7千8百万円、固定負債は6億9千4百万円となりました。当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて3億5千万円増加し、36億4千3百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3千7百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 重要事象等についての分析、検討内容及び解消、改善するための対応策について当社グループは、「1「事業等のリスク」(継続企業の前提に関する重要事象等について)」に記載のとおり、継続企業の前提に関する注記を開示するまでに至らないものの、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。当該重要事象等を解消し、経営基盤の安定化への対応策は、「1「事業等のリスク」(継続企業の前提に関する重要事象等について)」に記載のとおりであります。当社グループといたしましては、当期の利益計画において、連結営業利益の連続黒字化を見込んでおり、今後、利益重視の体制強化により、当該事象又は状況の解消を図ってまいります。以上を遂行することにより、継続企業の前提に関する重要事象等を解消できるものと考えており、継続企業の前提に関する不確実性は認められないものと判断しております。
(6) 生産、受注及び販売の実績当第3四半期連結累計期間において、電子部品材料事業セグメントにおける生産、受注及び販売実績が著しく増加しております。これは主に中国市場のEV向けが順調に推移し、日本国内の産業機器向けや半導体製造装置向けの需要も引き続き堅調に推移したことによるものであります。この結果、電子部品材料事業セグメントの生産実績は17億5百万円(前年同四半期比30.5%増)、受注実績は16億6千2百万円(前年同四半期比21.6%増)、受注残高は4億2千6百万円(前年同四半期比59.1%増)、販売実績15億6千8百万円(前年同四半期比25.8%増)となりました。
