【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限緩和により個人消費が持ち直し、緩やかな回復基調となりました。一方で、資源・エネルギー価格の高騰や急激な円安の進行が企業活動に影響を及ぼしております。当社が属するジュエリー業界におきましては、資源・エネルギー価格の高騰や円安進行による物価上昇が影響し、消費マインドが冷え込んでおります。また、地金やダイヤモンドなどの原材料価格の高騰により厳しい事業環境が続いております。このような状況下、当第3四半期累計期間の業績は、主に海外からの受注増により、売上高2,553百万円(前年同期比15.6%増)と増収となりました。利益面においては、原材料である地金の高騰及び電力をはじめとする製造経費全般の価格高騰を受け売上原価が上昇する一方、売上原価の上昇分の販売価格への転嫁が依然として進んでいない結果、営業利益11百万円(前年同期比83.9%減)、経常利益44百万円(前年同期比40.3%減)、四半期純利益19百万円(前年同期比61.9%減)と減益となりました。
(2) 財政状態の分析当第3四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末と比べ91百万円減の2,365百万円となりました。主な変動は、受取手形及び売掛金の増加57百万円、棚卸資産の増加53百万円、投資有価証券の増加51百万円、現預金の減少233百万円等によるものです。当第3四半期会計期間末の負債は、前事業年度末と比べ129百万円減の1,046百万円となりました。主な変動は、支払手形及び買掛金の減少131百万円、長期借入金の減少37百万円、未払法人税等の増加15百万円、賞与引当金の増加13百万円等によるものです。当第3四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末と比べ38百万円増加の1,318百万円となりました。主な変動は、四半期純利益19百万円の計上による増加、その他有価証券評価差額金の増加34百万円及び配当金の支払14百万円による減少等によるものです。
(3) 経営方針・経営戦略等当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。
(6) 従業員数当第3四半期累計期間において、当社の従業員数は前事業年度末の69名から4名増加し、73名となりました。増加要因としては、社内体制強化及び技術継承のためであります。なお、当社は、ジュエリー事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
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