【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況当第2四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが2類から5類に移行され、行動制限の緩和や外国人観光客の受入れ再開などにより、社会経済活動の正常化の動きがみられました。一方、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による世界的な原材料価格・エネルギー価格の高騰、為替相場の変動よる物価上昇など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。当社が属するジュエリー業界におきましても、こうした景況を反映し市場環境は引き続き厳しい状況であります。この様な状況の下、当社としましては、経営目的である「ジュエリー創りを通じてより良き世界を創る」を実現するため、主原料である金・プラチナの高騰などによる製造原価上昇分の販売価格への転嫁、製造諸経費の削減、受注量に合わせた生産体制の構築を進めるなど、業績拡大・利益改善の為の各種施策に取り組んでまいりました。また、営業体制を強化し、販路拡大の強化にも取り組んでまいりました。以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は全体で1,654百万円(前年同期比6.9%減)となりました。利益面につきましては、営業利益は32百万円(前年同期比44.1%増)、経常利益は35百万円(前年同期比28.7%減)、四半期純利益は25百万円(前年同期比34.4%減)となりました。
(2) 財政状態の分析当第2四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末と比べ16百万円増の2,624百万円となりました。主な変動は、棚卸資産の増加21百万円によるものです。当第2四半期会計期間末の負債は、前事業年度末と比べ6百万円増の1,314百万円となりました。主な変動は、その他の流動負債48百万円の増加、一年内返済予定の長期借入金の減少35百万円等によるものです。当第2四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末と比べ10百万円増の1,310百万円となりました。主な変動は、四半期純利益25百万円の計上による増加によるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末残高に対して7百万円増加し、455百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュフロー)営業活動の結果獲得した資金は、62百万円(前年同期は49百万円の支出)となりました。これは主に、税引前四半期純利益の計上等の収入があったものの、売上債権の増加、仕入債務の減少等の支出によるものです。(投資活動によるキャッシュフロー)投資活動の結果使用した資金は、17百万円(前年同期は0百万円の収入)となりました。これは主に、有形・無形固定資産の取得のための支出によるものです。(財務活動によるキャッシュフロー)財務活動の結果使用した資金は、39百万円(前年同期は50百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の約定弁済及び配当金の支払による支出によるものです。
(4) 経営方針・経営戦略等 当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動 該当事項はありません。
(7) 従業員数当第2四半期累計期間において、当社の従業員数は前事業年度末の73名から3名増加し、76名となりました。増加要因としては、社内体制強化及び技術継承のためであります。なお、当社は、ジュエリー事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
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