【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)及び(セグメント情報等)」をご参照ください。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染対策による行動制限の緩和により経済活動の自粛、停滞が徐々に緩和されてきたものの、中国における経済活動の断続的な抑制やロシアのウクライナ侵攻の影響など国際情勢に関連したエネルギー・原材料価格の上昇に加え、米国の政策金利の引き上げの影響による大幅な為替変動など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
新型コロナウイルス感染症につきましても、新規感染者数が再び増加する中、流行の「第8波」入りへの警戒感が強まっており今後の経済活動への影響には注意が必要です。
当社グループにおきましては、次世代通信規格「5G」市場及び半導体向けのパッケージ基板の需要は引き続き堅調に推移し同分野での売上高は増加したものの、液晶パネル市場においては引き続きパネル価格の下落に伴う減産の影響を受け同分野の生産消耗品の販売は減少しました。また、中国上海市のロックダウンは6月で解除され現地の連結子会社である上海賽路客電子有限公司は生産を正常化させましたが、中国政府のゼロコロナ政策は継続しており今後の経済活動への影響に注意が必要です。
当第3四半期連結累計期間の売上高は125億95百万円(前年同期比16.7%増)となり、営業利益は12億93百万円(前年同期比10.9%減)、経常利益は13億28百万円(前年同期比6.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億38百万円(前年同期比7.9%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(電子機器部品製造装置)
プリント基板分野では、引き続き次世代通信規格「5G」市場及び半導体向けのパッケージ基板の需要が堅調に推移し、前年同期と比較し売上高は増加いたしました。
液晶関連分野におきましては、液晶パネルの減産に伴い生産消耗品の販売が減少するなど、前年同期と比較し売上高は減少いたしました。
その結果、売上高は38億75百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は7億34百万円(前年同期比12.9%減)となりました。
(ディスプレイ及び電子部品)
自動車向け印刷製品は、顧客の生産調整が影響し前年同期と比較して売上高は減少いたしました。工作機械及び産業用機械分野については、電子部品等の部材の調達難の影響を受けておりますが、納期の長期化を見越した客先からの先行発注の動きは続いており売上高は前年同期と比較し増加いたしました。
連結子会社であるJPN,INC.は、引き続きフィリピン国内において新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中でも通常の生産体制を維持し顧客の需要増加に対応し、また為替換算レートが円安に振れたことなどから前年同期と比較し増収増益となりました。上海賽路客電子有限公司につきましては、上海市のロックダウンが6月に解除され生産活動が回復したものの部材の価格高騰等の影響を受け、前年同期と比較し増収減益となりました。
その結果、売上高は87億12百万円(前年同期比25.4%増)、営業利益は5億59百万円(前年同期比8.2%減)となりました。
② 財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ31億50百万円増加の166億37百万円となりました。
流動資産は、111億円となり前連結会計年度末と比べ29億53百万円増加いたしました。これは現金及び預金が4億76百万円、棚卸資産が10億44百万円、受取手形及び売掛金が13億48百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。
固定資産は、55億37百万円となり前連結会計年度末と比べ1億97百万円増加いたしました。これは有形固定資産が2億74百万円増加したことなどによるものであります。
負債は、前連結会計年度末と比べて15億85百万円増加の96億8百万円となりました。
流動負債は、66億78百万円となり前連結会計年度末と比べ68百万円減少いたしました。これは支払手形及び買掛金が6億98百万円、短期借入金が5億11百万円、前受金が5億50百万円それぞれ増加したものの、1年内返済予定の長期借入金が19億47百万円減少したことなどによるものであります。
固定負債は、29億29百万円となり前連結会計年度末と比べ16億53百万円増加いたしました。これは長期借入金が15億75百万円増加したことなどによるものであります。
純資産は、70億29百万円となり前連結会計年度末と比べ15億65百万円増加いたしました。これは剰余金の配当を81百万円実施したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益を10億38百万円計上し、利益剰余金が9億60百万円増加したこと、為替換算調整勘定が6億1百万円増加したことなどによるものであります。この結果自己資本比率は42.3%になりました。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
また、当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は98百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間の主な変動は、次のとおりであります。
① 主要な設備計画の完了
会社名
所在地
セグメントの名称
設備の内容
投資総額
(千円)
資金調達方法
完了年月
完成後の増加能力
上海賽路客電子有限公司
中国上海市
ディスプレイ及び電子部品
電子部品実装設備
50,674
自己資金
2022年6月
(注)
(注)完成後の増加能力については、合理的な算定が困難なため記載しておりません。
② 主要な設備計画の変更
前連結会計年度末において計画中であった上海賽路客電子有限公司の電子部品実装設備145,115千円については、第2四半期連結累計期間に完了予定でありましたが、完了予定年月を2022年5月から延期しております。
