【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績の分析
当社グループは、スマートフォン市場の成長を取り込む一方で、中長期の柱に育てるため、新しい未来のテレビ「ABEMA」への投資をしつつ、当第3四半期連結累計期間における売上高は534,973百万円(前年同期比0.1%増)、営業利益は18,966百万円(前年同期比66.1%減)、経常利益は19,460百万円(前年同期比65.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,602百万円(前年同期比82.6%減)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
①メディア事業メディア事業には、「ABEMA」、「WINTICKET」、「Ameba」等が属しております。新しい未来のテレビ「ABEMA」の関連売上高が順調に推移し、売上高は100,336百万円(前年同期比22.6%増)、第1四半期の「FIFA ワールドカップ」の配信等により、営業損益は11,461百万円の損失計上(前年同期間9,779百万円の損失計上)となりました。
②インターネット広告事業インターネット広告事業には、インターネット広告事業本部、AI事業本部、㈱CyberZ等が属しております。先行投資を継続しつつも、過去最高の売上高を更新し、売上高は301,323百万円(前年同期比5.9%増)、営業損益は13,816百万円の利益計上(前年同期比28.8%減)となりました。
③ゲーム事業ゲーム事業には、㈱Cygames、㈱Colorful Palette、㈱サムザップ、㈱アプリボット等が属しております。周年イベント等の反動もあり、売上高は136,808百万円(前年同期比21.2%減)、営業損益は20,253百万円の利益計上(前年同期比58.2%減)となりました。
④投資育成事業投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、㈱サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は2,586百万円(前年同期比22.9%減)、営業損益は1,446百万円の利益計上(前年同期比31.7%減)となりました。
⑤その他事業その他事業には、㈱マクアケ、㈱リアルゲイト、㈱ゼルビア等が属しており、売上高は21,496百万円(前年同期比11.2%増)、営業損益は369百万円の利益計上(前年同期比3.6%増)となりました。
(2) 財政状態の分析(総資産)当第3四半期連結会計期間末における総資産は464,650百万円(前連結会計年度比80,952百万円の増加)となりました。これは、主に転換社債型新株予約権付社債の発行及び長期借入金の増加によるものであります。(負債)当第3四半期連結会計期間末における負債は235,349百万円(前連結会計年度比74,566百万円の増加)となりました。これは、主に転換社債型新株予約権付社債の発行及び長期借入金の増加によるものであります。(純資産)当第3四半期連結会計期間末における純資産は229,301百万円(前連結会計年度比6,385百万円の増加)となりました。これは、主に非支配株主持分の増加によるものであります。(自己資本比率)当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は30.7%(前連結会計年度比6.9ポイント減)となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、7,026百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
#C4751JP #サイバーエージェント #サービス業セクター