【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間末(2023年7月31日)現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、欧州における地政学リスクの長期化や世界的なインフレ、各国の政策金利引き上げによる金融不安や中国経済の減速等の影響により、先行き不透明な状況が続きました。
当社グループの主たる供給先の状況として、自動車業界においては、車載用半導体の供給不足緩和により、生産活動が正常化しつつあるなか、電動車関連の需要は堅調に推移しました。一方、半導体業界においては、各種半導体の在庫調整は徐々に解消に向かいつつあるものの、電子部品の最終需要の鈍さから、依然として厳しい市況が継続しています。
このような事業環境のもと、当社グループは超精密加工技術を核として、省資源・省エネルギーに貢献する製品・部品の受注拡大を図るとともに、顧客ニーズに応えるため、グローバル供給体制の強化を推し進めました。加えて、全グループを挙げて生産性向上、原価低減等に取り組みました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は936億1千4百万円(前年同期比9.5%増)となりました。利益面では、主に電子部品事業が減収となったことなどにより、営業利益は84億2千8百万円(前年同期比34.5%減)となりました。加えて、外貨建て金融資産の為替差益の増加により、経常利益は107億3千9百万円(前年同期比25.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は77億7百万円(前年同期比30.2%減)となりました。
自動車業界、半導体業界ともに需要動向が見通しづらい状況が続いておりますが、引き続き全グループを挙げて、収益拡大に取り組んで参ります。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(金型・工作機械)
金型・工作機械事業については、電機部品事業の堅調な需要に対応しました。その結果、売上高は59億9千3百万円(前年同期比0.6%増)、営業利益では6億3千7百万円(前年同期比5.5%減)となりました。
(電子部品)
電子部品事業については、各種半導体の在庫調整は徐々に解消に向かいつつあるものの、厳しい市況が続きました。その結果、売上高は280億2千1百万円(前年同期比22.5%減)、営業利益は28億4千4百万円(前年同期比60.4%減)となりました。
(電機部品)
電機部品事業については、電動車向け駆動・発電用モーターコアの堅調な需要に対応しました。その結果、売上高は630億6千2百万円(前年同期比33.6%増)、営業利益は先行投資に伴う各種費用の増加があるものの、増収の結果、54億4千9百万円(前年同期比6.4%増)となりました。
なお、上記セグメント売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高34億6千2百万円を含めて表示しております。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ211億2千9百万円増加し、1,809億3千3百万円となりました。これは主に、現金及び預金、受取手形、売掛金及び契約資産並びに有形固定資産が増加したことによるものであります。
負債合計は121億2千9百万円増加し、913億2千6百万円となりました。これは主に、買掛金が増加したこと及び長期借入を実施したことによるものであります。
純資産合計は89億9千9百万円増加し、896億7百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したこと及び為替換算調整勘定が増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、437億8千万円となり、前連結会計年度末に比べ98億9千7百万円増加しました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は165億2千7百万円(前年同期比81億3千7百万円増)となりました。
これは、主に法人税等の支払額39億2千6百万円、売上債権の増加23億2千6百万円により資金が減少した一方、税金等調整前四半期純利益107億9千2百万円、非資金項目の減価償却費52億2千8百万円により資金が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は120億4百万円(前年同期比60億2千6百万円増)となりました。
これは、主に電機部品事業における、新規製品及び生産能力増強のための設備投資など有形固定資産の取得117億5千6百万円により資金が減少したものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、増加した資金は41億6千3百万円(前期は資金の減少17億3千9百万円)となりました。
これは、主に長期借入金の返済61億9千1百万円及び配当金の支払い16億1千万円により資金が減少した一方、新たな長期借入金120億円を実施したことにより資金が増加したものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はなく、また、新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は、237百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、設備の新設、除却等の計画について重要な変更はありません。
(8)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、著しい増減があったものは次のとおりであります。
セグメントの名称
当第2四半期連結累計期間
(自 2023年2月1日
至 2023年7月31日)
前年同期比(%)
受注実績
電機部品(百万円)
65,535
33.5
販売実績
電機部品(百万円)
63,062
33.6
