【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の水際対策が徐々に緩和されたものの、世界的な資源価格の高騰と円安による物価上昇が個人の消費マインドを冷やしており、景気の先行きは不透明な状況が続いております。外食産業におきましては、新型コロナウイルス感染症の感染者数が高止まりしていることに加え、資源価格の高騰と円安による食材価格やエネルギー価格の上昇の影響を受けており、依然として予断を許さない状況が続いております。このような状況のもと、当社グループといたしましては、真のチェーンストアに向かって動き出しました。2022年10月には、問題解決のスピードを上げていくため、トップ直属のラインスタッフであるスーパーバイザーを設置いたしました。今後、店舗作業・商品・組織の改革に着手し、収益力の底上げを行ってまいります。また、フードロスの削減、エネルギーの効率化による省エネ、プラスチックの再利用等、SDGsに取り組み、ESGを重視した経営活動を行ってまいりました。また、従来出店難易度の高かった大型ショッピングセンター内へ出店するなど、新たな立地の開発を推進しております。
これらの取り組みの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、431億23百万円(前年同期比27.0%増)、営業利益は16億97百万円(前年同期は2億19百万円の営業損失)、経常利益は17億52百万円(前年同期比51.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億29百万円(前年同期比45.9%減)となりました。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
①日本新型コロナウイルス感染症の水際対策が徐々に緩和されたものの、資源価格の高騰と円安による食材価格やエネルギー価格の上昇の影響を受けており、売上高は274億34百万円(前年同期比23.7%増)、営業損失は4億43百万円(前年同期は19億15百万円の営業損失)となりました。
②豪州 当社で使用する食材の製造等を行っており、売上高は16億95百万円(前年同期比53.7%増)、営業利益は1億10百万円(前年同期比1,039.0%増)となりました。
③アジア中国政府のゼロコロナ政策による度重なるロックダウンの影響はあるものの、新規出店を継続的に進め、店舗数が増加したことなどにより、売上高は156億83百万円(前年同期比33.2%増)、営業利益は20億87百万円(前年同期比31.1%増)となりました。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は1,498億65百万円となり、前連結会計年度末と比較して19億35百万円の増加となりました。主な要因は、使用権資産の増加16億90百万円などであります。 負債合計は546億46百万円となり、前連結会計年度末と比較して12億39百万円の増加となりました。主な要因 は、リース債務の増加17億14百万円などであります。 純資産合計は952億19百万円となり、前連結会計年度末と比較して6億96百万円の増加となりました。この結果、自己資本比率は63.1%となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動特記事項はありません。