【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績
当第1四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症の収束に伴い、学校向け保健室設備品や国内外の滅菌器に対する特需の影響が無くなったことにより、売上高20億8百万円(前年同期比7.6%減)、営業利益2億85百万円(同20.8%減)、経常利益2億94百万円(同19.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億74百万円(同19.5%減)となりました。セグメントの経営成績は次のとおりであります。① 理科学機器設備コロナ禍等により滞っていた学校校舎の改修工事再開により、実習台や収納戸棚類の売上は回復傾向にあるものの、国内外の滅菌器における特需の影響が無くなった結果、売上高は7億66百万円(前年同期比16.7%減)、セグメント利益は47百万円(同64.0%減)となりました。② 保健医科機器 新規大口案件の獲得や買い替え需要の取り込み等によりAEDの売上は伸長したものの、学校向け感染症対策予算の縮小に伴って保健室設備品の需要が通常期に戻った結果、売上高は6億44百万円(前年同期比1.3%減)、セグメント利益は1億8百万円(同14.2%減)となりました。③ 産業用機器国内半導体メーカーの設備投資減速により、保温・加熱用電気ヒーターの売上が前期を下回りましたが、環境試験装置において東アジア地域における前期末までの受注残が当四半期の業績に寄与した結果、売上高は5億97百万円(前年同期比0.2%減)、セグメント利益は1億38百万円(同28.3%増)となりました。
(2) 財政状態当第1四半期連結会計期間末の総資産は168億25百万円となり、前連結会計年度末に比べて13億18百万円減少しました。これは主に、商品及び製品が2億7百万円、建物及び構築物が1億97百万円増加した一方、現金及び預金が10億15百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が4億18百万円、電子記録債権が2億46百万円減少したこと等によるものであります。負債は38億20百万円となり、前連結会計年度末に比べて7億10百万円減少しました。これは主に、電子記録債務が1億75百万円、未払法人税等が2億67百万円、賞与引当金が3億12百万円減少したこと等によるものであります。純資産は前連結会計年度末に比べて6億8百万円減少し130億5百万円となり、自己資本比率は73.03%となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動金額は、40,049千円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設等について、当第1四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。
会社名
事業所名(所在地)
セグメントの名称
設備の内容
投資総額(千円)
資金調達方法
完了年月
完成後の増加能力
提出会社
東京支店(東京都北区)
理科学機器設備保健医科機器産業用機器
営業設備
259,980
自己資金
2023年5月
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