【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況当社グループ(当社及び連結子会社)は主力事業である「女性だけの30分フィットネス カーブス」などを通じて健康寿命の延伸に寄与し、社会課題の解決に貢献する「地域密着の健康インフラ」として、顧客サービス強化による会員の満足度向上、会員数拡充に努めております。
当第2四半期連結累計期間(2022年9月~2023年2月)の経営成績は以下の通りです。
前第2四半期連結累計期間(百万円)
当第2四半期連結累計期間(百万円)
増減額(百万円)
増減率(%)
売上高
13,443
14,482
1,038
7.7
営業利益
(利益率)
1,729
(12.9%)
2,033
(14.0%)
304
17.6
経常利益
1,850
1,914
64
3.5
親会社株主に帰属する四半期純利益
1,207
1,178
△29
△2.4
会員数は、前連結会計年度末75.4万人から0.3万人純増し、75.8万人(前年同期末比3.9万会員純増)となりました。(*会員数はオンラインフィットネス「おうちでカーブス」会員および店舗とオンラインのハイブリッドサービス「おうちでカーブスWプラン」会員を含む)第2四半期連結会計期間(2022年12月~2023年2月)は例年、季節的要因によって新規入会数が低調に推移し、会員数が減少する期間にあたります。新規入会キャンペーンを実施しない一方、既存会員様へのサービス品質向上を通じた顧客満足度の一層の向上を図って参りました。月次退会率はさらに低減をすることができ、春、夏の会員増への土台づくりを進めました。また、会員様への「食生活の相談」を強化し、会員様向け物販の拡充を図りました。これらによって、当第2四半期連結会計期間末(2023年2月28日)の国内カーブス(メンズ・カーブスを除く)店舗数及び会員数は次の通りとなりました。
国内カーブス(メンズ・カーブスを除く)店舗数・会員数
前連結会計年度末(2022年8月末)
当第2四半期連結会計期間(2023年2月末)
※ご参考:コロナ前実績2020年8月期第2四半期末(2020年2月末)
前連結会計年度末比
店舗数
1,947店舗
1,954店舗
7店舗
0.4%
2,014店舗
内、直営店舗数
75店舗
76店舗
1店舗
1.3%
65店舗
FC店舗数
1,872店舗
1,878店舗
6店舗
0.3%
1,949店舗
会員数
75.4万人
75.8万人
0.3万人
0.5%
83.2万人
(注)1.当第2四半期連結会計期間の新規出店数は1店舗、閉店・統合数は1店舗となっております。
2.国内カーブス会員数には、オンラインフィットネス「おうちでカーブス」および店舗とオンラインのハイブリッドサービス「おうちでカーブスWプラン」の会員数を含んでおります。
男性向け運動施設「メンズ・カーブス」では当第2四半期連結会計期間に1店舗を新規出店し、総店舗数は15店舗となりました。海外事業は、2019年7月にFC本部事業を買収いたしました欧州を重点地域と位置付けています。当第2四半期連結会計期間末(2022年12月末(決算期のずれにより、2ヶ月遅れでの連結取り込み))の欧州カーブス(イギリス・イタリア・スペイン・他5ヶ国)店舗数は、141店舗(全店FC店舗)となっております。
当第2四半期連結累計期間の販売費及び一般管理費は、前年同期比1億5百万円増加しました。これは、円安進行に伴いのれん・商標権償却額が増加したこと(注1)、全国での研修再開等営業活動が順次正常化したことに伴い費用が増加したこと等によるものです。一方、広告宣伝費は前年同期比減少しました。これは、会員数増加に伴いフランチャイズ加盟店からの広告分担金供出額が増加したこと、マーケティングの効率が改善したこと等によるものです。なお、当第2四半期連結会計期間の販売費及び一般管理費は、季節要因をふまえたマーケティング費用抑制等によって、第1四半期連結会計期間対比5億31百万円の減少となっております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、144億82百万円(前年同期比7.7%増)、営業利益は、20億33百万円(前年同期比17.6%増)となり、経常利益は、為替変動によりCurves International, Inc.においてキャッシュの増減には影響しない為替差損が発生した結果(注2)、19億14百万円(前年同期比3.5%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、法人税、住民税及び事業税を8億68百万円計上したこと等により、11億78百万円(前年同期比2.4%減)となりました。
(注1)のれん・商標権は、Curves International, Inc.買収時に発生した米ドル建てのものであり、定額法により毎四半期2,532千ドル償却しております。対米ドルの期中平均為替換算レートが前年同期に比べ、1ドルにつき27.17円円安になったことにより当第2四半期連結累計期間における円換算の償却額が1億37百万円増加しております。(注2) 海外子会社であるCurves International, Inc.への円建て貸付金の為替換算等により、キャッシュの増減には影響しない為替差損が1億5百万円発生しております。これは、対米ドルの当第2四半期連結会計期間末の為替換算レートが前連結会計年度末に比べ、1ドルにつき3.98円円高になったこと等によります。
なお、海外連結子会社等の財務諸表項目の主な為替の換算レートは、次の通りです。
1米ドル
第1四半期9-11月
第2四半期12-2月
第3四半期3-5月
第4四半期6-8月
期中平均為替換算レート
138.68円[110.47円]
139.22円[112.05円]
-[113.77円]
-[117.81円]
連結会計期間末の為替換算レート
144.81円[111.92円]
132.70円[115.02円]
-[122.39円]
-[136.68円]
[ ]内は前年同期の換算レート
また、当社グループはカーブス事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
(2) 財政状態の状況(資産)当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ15億66百万円減少し367億85百万円(前連結会計年度末比4.1%減)となりました。流動資産は3億5百万円減少し134億33百万円(同比2.2%減)となりました。これは主に、現金及び預金が7億33百万円減少したことなどによるものです。有形固定資産は17百万円減少し4億7百万円(同比4.1%減)となりました。無形固定資産は12億82百万円減少し221億18百万円(同比5.5%減)となりました(注3)。投資その他の資産は39百万円増加し8億25百万円(同比5.0%増)となりました。固定資産の総額は12億60百万円減少し233億52百万円(同比5.1%減)となりました。(注3)無形固定資産のうちCurves International, Inc.買収時に発生したのれん・商標権の資産価額が、毎期の償却、および対米ドルの当第2四半期連結会計期間末為替換算レートが前連結会計年度末に比べ、1ドルにつき3.98円円高となったことにより、円換算では13億7百万円の減少となっています。
(
前連結会計年度末 159,566千ドル 1ドル=136.68円 円換算
218億9百万円償却による減少
△5,065千ドル当第2四半期連結会計期間末 154,500千ドル 1ドル=132.70円 円換算
205億2百万円
)
(負債) 流動負債は61百万円減少し92億46百万円(同比0.7%減)となりました。これは主に、未払法人税等が1億16百万円増加した一方、未払金が3億7百万円減少したことなどによるものです。固定負債は18億95百万円減少し147億93百万円(同比11.4%減)となりました。これは主に、長期借入金が16億45百万円減少したことなどによるものです。負債の総額は19億56百万円減少し240億39百万円(同比7.5%減)となりました。
(純資産)純資産は3億90百万円増加し127億46百万円(同比3.2%増)、うち株主資本は8億49百万円増加し97億18百万円(同比9.6%増)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益11億78百万円の計上と配当金3億28百万円の支払いにより利益剰余金が8億49百万円増加した一方、円高進行により為替換算調整勘定が4億54百万円減少したことなどによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比較して7億40百万円減少し、72億3百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果、17億49百万円の資金増加(前年同期9億31百万円)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益19億14百万円、減価償却費4億42百万円、商標権償却額6億55百万円、および法人税等の支払額8億16百万円などによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果、5億25百万円の資金減少(前年同期△4億20百万円)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出4億36百万円、有形固定資産の取得による支出44百万円などによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果、19億75百万円の資金減少(前年同期△32億61百万円)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出16億45百万円、配当金の支払額3億28百万円によるものです。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動当社グループは、国立大学等の研究機関と共同で健康や運動による脳機能への効果測定などを行っております。当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は14百万円であります。
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