【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症が新たな段階に移行する中で経済活動の正常化が進み、徐々に景気が回復に向かいつつあります。このような経営環境のもと、当社は「女性の笑顔でいっぱいに A Sea of smiling Women」をビジョンに掲げ、女性の一生をサポートするための情報発信を軸とする事業をメインに、全国の医療機関向けにITを介したソリューションを提供する事業を展開しており、既存コンテンツの成長、継続的な人材確保による体制の増強、領域拡大による新規顧客の獲得に注力してまいりました。
こうした取り組みの結果、当第2四半期累計期間の売上高は575,104千円(前年同期比13.4%増)、売上総利益377,898千円(前年同期比8.0%増)、営業利益は14,143千円(前年同期は3,209千円の営業損失)、経常利益は14,290千円(前年同期は3,660千円の経常損失)、四半期純損失は11,407千円(前年同期は5,226千円の四半期純損失)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
(メディア事業)
メディア事業は、「妊娠・出産・育児」領域の専門サイト「ベビーカレンダー」、「ムーンカレンダー」、「ウーマンカレンダー」、及び「介護カレンダー」などの運営を行い、①PV連動型広告、②タイアップ広告、③成果報酬型広告の3つの活動を軸に、動画コンテンツの強化及び営業体制強化による新規開拓の促進を進めてまいりました。その結果、売上高は403,973千円(前年同期比4.2%増)、セグメント利益は93,132千円(前年同期比4.9%減)となりました。
(医療法人向け事業)
医療法人向け事業は、医療機関が抱える様々な課題に対して、「ベビーパッドシリーズ」、「エコー動画館」、「かんたん診察予約システム」、「おぎゃー写真館・動画館」及び「ホームページ制作」などといった、ITを介したソリューションの拡販を継続しており、対象施設を産婦人科から医療機関全般に拡大することによる新規開拓に伴う新規顧客の獲得を進めてまいりました。その結果、売上高は171,130千円(前年同期比43.3%増)、セグメント利益は28,426千円(前年同期は7,718千円のセグメント損失)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
流動資産は、前事業年度末に比べて23,855千円減少し、901,944千円となりました。これは、主に1年内返済予定の長期借入金の返済及び事業譲受代金を支払ったことにより、現金及び預金が95,389千円減少したことによるものであります。
固定資産は、前事業年度末に比べて31,417千円減少し、172,693千円となりました。これは、主に無形固定資産が16,122千円、投資その他の資産が16,854千円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は前事業年度末に比べて55,272千円減少し、1,074,638千円となりました。
(負債)
流動負債は、前事業年度末に比べて22,024千円増加し、231,358千円となりました。これは、主に未払法人税等を計上したことによるものであります。
固定負債は、前事業年度末に比べて66,974千円減少し、48,056千円となりました。これは、主に長期借入金66,934千円を1年内返済予定の長期借入金に振替えたことによるものであります。
この結果、負債合計は前事業年度末に比べて44,949千円減少し、279,415千円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前事業年度末に比べて10,323千円減少し、795,222千円となりました。これは、主に四半期純損失の計上により利益剰余金が11,407千円減少したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「現金」という。)は、前事業年度末と比べて95,389千円減少し、621,024千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況及び主な増減要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果支出した資金は21,002千円(前年同四半期は99,564千円の支出)となりました。
これは主に、未払金の増減額24,339千円の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は11,905千円(前年同四半期は1,402千円の支出)となりました。
これは主に、無形固定資産の取得による支出9,280千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は62,482千円(前年同四半期は58,537千円の支出)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出61,846千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)従業員数
当第2四半期累計期間において、従業員数の著しい増減はありません。
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