【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の緩和等により、持ち直しの動きが見られているものの、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による資源価格の高騰や、日米の金利差拡大を背景とした約30年ぶりとなる急激な円安進行による物価上昇など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の下、当社グループの主力事業である商用車関連事業は、半導体不足の影響による、新車の納期遅れ等が続いており、中古車両の需要が高まっていることから、国内での販売が堅調に推移し、増収増益となりました。運送関連事業につきましては、子会社である株式会社T.L.Gと丸進運油株式会社が行っており、原油価格の高騰の影響等を受けたものの、取引先からの受注が好調に推移したことにより、増収増益となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績としては、売上高5,177,224千円(前年同期比20.9%増)、営業利益115,766千円(前年同期比118.7%増)、経常利益127,313千円(前年同期比110.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益70,832千円(前年同期比76.2%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりです。
① 商用車関連事業
半導体不足の影響による、新車の納期遅れが続いており、中古車両の需要が高まっていることから、国内での販売が堅調に推移し、商用車関連事業の売上高は4,567,383千円(前年同期比23.4%増)、セグメント利益は104,839千円(前年同期比121.5%増)となりました。
② 運送関連事業
取引先からの受注が好調に推移したことにより、売上高は609,841千円(前年同期比5.0%増)、セグメント利益は10,874千円(前年同期比104.8%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産の状況)
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は5,317,501千円となり、前連結会計年度末に比べ604,689千円の増加となりました。このうち流動資産は429,402千円増加して3,312,088千円となりました。主な要因は、商品及び製品
が581,749千円、受取手形及び売掛金が96,106千円増加し、現金及び預金が295,125千円減少したことによるものです。また固定資産は175,287千円増加して2,005,412千円となりました。
(負債の状況)
負債合計は4,500,278千円となり、前連結会計年度末に比べ541,662千円の増加となりました。このうち流動負債は543,781千円増加して3,484,717千円となりました。主な要因は、短期借入金が400,000千円、支払手形及び買掛金が205,273千円増加したことによるものです。また固定負債は2,119千円減少して1,015,560千円となりました。主な要因はリース債務が11,979千円増加し、長期借入金が11,964千円、退職給付に係る負債が2,027千円減少したことによるものです。
(純資産の状況)
純資産合計は817,222千円となり、前連結会計年度末に比べ63,027千円の増加となりました。主な要因は利益剰余金が58,838千円増加したことによるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めた経営方針・経営戦略等はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。