【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
当社の事業は、空調システム機器の開発・製造・販売の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行等による経済活動の正常化やサプライチェーンの見直しの中で国内生産体制の強化等を図る設備投資需要の回復が進んできました。
一方で、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化による資源・エネルギー価格の高騰や、円安による輸入資材の国内価格高騰、世界的な金利の急上昇、人手不足など、企業の経営環境は依然として不透明な状況が続いております。
このような中、当第2四半期累計期間の売上高については、産業分野における設備投資意欲の高まりから、蓄電池関連、データセンター関連、食品関連、電子機器関連、倉庫関連など幅広い業種で需要が喚起され大幅な増加となりました。特に近時の温暖化の影響から暑熱対策及び空気質改善が喫緊の課題との気運が高まり、工場用ゾーン空調機の導入が進みました。商業分野においては、大型ショッピングセンター等での換気対策は落ち着いてきたものの、換気に伴う結露対策がクローズアップされてきつつあり、商業施設やオフィスビル等に外調機を導入する案件が増えてきました。中でも省エネ意識の高まりから熱回収外調機の導入が進みました。
利益面については、当社独自製品の売上が大幅に増加したことに加え、生産工程の見直しや部品調達の多様化によるコスト低減をしたことなどにより営業利益率が大幅に改善したことで、対前年において大幅な増加となりました。
なお、受注については、前期後半から好調が継続しており、受注残についても高い水準を維持することとなりました。
また、当社は、サステナビリティを経営の根幹と捉え、カーボンニュートラルに寄与する製品開発を進めております。製造部門においては、生産力増強のための八尾製作所の建て替えを進めるとともに、CO2フリー電力の導入なども進めてまいりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の経営成績は、売上高6,443,440千円(前年同期比29.8%増加)、営業利益1,310,088千円(同246.0%増加)、経常利益1,316,091千円(同249.6%増加)、四半期純利益932,386千円(同271.6%増加)となりました。
②財政状態の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末における資産合計は19,179,239千円となり、前事業年度末に比べ1,509,207千円増加いたしました。これは主に、棚卸資産の増加642,312千円、現金及び預金の増加502,731千円、建物の増加392,652千円、売上債権の減少166,419千円等によるものであります。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債合計は10,679,787千円となり、前事業年度末に比べ764,342千円増加いたしました。これは主に、借入金の増加830,779千円、未払法人税等の増加168,634千円、仕入債務の減少382,347千円等によるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は8,499,452千円となり、前事業年度末に比べ744,864千円増加いたしました。これは主に、四半期純利益の計上による増加932,386千円、剰余金の配当による減少143,495千円、自己株式の取得による減少69,282千円等によるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末より502,731千円増加し、当第2四半期会計期間末には1,840,817千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は586,769千円(前年同期は240,907千円の収入)となりました。これは主に、税引前四半期純利益1,316,063千円、棚卸資産の増加額642,312千円、仕入債務の減少額382,347千円、減価償却費212,206千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は718,811千円(前年同期は669,140千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出682,838千円、無形固定資産の取得による支出35,166千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は634,773千円(前年同期は152,692千円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入500,000千円、短期借入金の増加額415,000千円、配当金の支払額143,519千円、長期借入金の返済による支出84,221千円等によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、59,077千円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)主要な設備
前事業年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第2四半期累計期間において、八尾製作所高井田工場における建物等501,500千円を取得しました。
