【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大による各種行動制限が緩和され、徐々に経済活動の正常化への動きが見られましたが、その影響は未だに続いております。またウクライナ情勢や急激な円安による原材料・原油価格等の物価高騰が続いており、未だ収束の兆しが見えないことから、先行き不透明な状況が続いております。
一方で、国際的な水際対策の緩和によるインバウンド需要の活性化や内閣官房からのマスク着用の考え方の見直し発表による人々の行動意欲の回帰など、ポストコロナに向けて経済正常化の動きが加速していくものと考えられます。
当飲食業界におきましても、経営環境は厳しいものとなりましたが、当社グループは飲食事業において、以下の通り新規7店舗をオープンいたしました。
いしがまやハンバーグ業態では、2022年8月、愛知県名古屋市の商業施設「mozo ワンダーシティ」内にて、フードコートスタイル初出店となる「ハンバーグ&ステーキ いしがま工房」、2022年11月、大阪府堺市の商業施設「ららぽーと堺」内にて、関西2号店となる「いしがまやハンバーグ ららぽーと堺」、の2店舗をオープンいたしました。石窯で焼き上げる肉の旨味がたっぷり詰まった究極のハンバーグと厳選されたこだわり牛のステーキをご堪能いただけます。
VEGEGO業態では、2022年11月、大阪府堺市の商業施設「ららぽーと堺」内にて、関西2号店となる「VEGEGOオヌレシクタン&cafeららぽーと堺」、千葉県柏市の商業施設「セブンパークアリオ柏」内にて、「VEGEGOオヌレシクタン&cafeセブンパークアリオ柏」、愛知県春日井市の商業施設「イーアス春日井」内にて、VEGEGO業態の中部地方初出店となる「VEGEGOオヌレシクタン&cafeイーアス春日井」、2023年2月、埼玉県さいたま市の商業施設「イオンモール浦和美園」内にて、「VEGEGOオヌレシクタン&caféイオンモール浦和美園」、の4店舗をオープンいたしました。店名のオヌレシクタンは韓国語で今日の献立という意味があり、日本でも人気のある石焼ビビンバ・純豆腐・参鶏湯・チヂミ・カルビ・プデチゲなどをメインとする定食スタイルの豊富なメニューを取り揃えており、何度来ても違った味をお楽しみいただけます。
焼き肉業態では2022年11月、東京都昭島市にて焼き肉業態の2号店、当社ロードサイド店舗として初出店となる「肉の満牛萬 昭島」をオープンいたしました。肉の満牛萬は都市部立地と郊外ロードサイド立地の双方で展開可能な業態に育てていくことを目標として、郊外ロードサイドで市場を拡げる他の焼肉食べ放題ブランドとは一線を画したお客様満足を生み出し、焼肉屋の新たなスタンダードを確立してまいります。
プラットフォームシェアリング事業については、外食企業向けの更なるプラットフォーム強化を進めると共に、異業種のブランドホルダーに対する出店支援コンサルティング業務の提供も増加しており、今後につきましても、あらゆる可能性を模索しながら、事業の拡大に努めたいと考えております。
フランチャイズ事業については、ハンバーグ業態にて、西日本最大級の総合スーパーであるイズミが展開するショッピングセンター「ゆめタウン」への出店を行っております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、7,870百万円(前年同期比69.4%増)、営業損失127百万円(前年同期は営業損失994百万円)、経常損失323百万円(前年同期は経常利益316百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失283百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益419百万円)となりました。
なお、当社グループはセグメント情報の記載を省略しているため、セグメントごとの経営成績の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
(資産) 当第3四半期連結会計期間末における資産合計は6,734百万円となり、前連結会計年度末と比較して647百万円減少しております。
流動資産合計は3,973百万円となり前連結会計年度末と比較して1,071百万円減少しております。減少の主な要因は、現金及び預金が891百万円減少したこと等によるものであります。
固定資産合計は2,760百万円となり、前連結会計年度末と比較して423百万円増加しております。増加の主な要因は、有形固定資産が379百万円増加したこと等によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は6,157百万円となり、前連結会計年度末と比較して250百万円減少しております。
流動負債合計は2,028百万円となり、前連結会計年度末と比較して290百万円増加しております。増加の主な要因は、その他の負債が172百万円増加したこと等によるものであります。
固定負債合計は4,128百万円となり、前連結会計年度末と比較して541百万円減少しております。減少の主な要因は、長期借入金が508百万円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は577百万円となり、前連結会計年度末と比較して396百万円減少しております。減少の主な要因は、利益剰余金が359百万円減少したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。