【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
(経営成績)
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の防疫と活動制限緩和により経済活動は正常化に向かいつつあるものの、原材料、エネルギー価格の高騰、中国のゼロコロナ政策長期化によるサプライチェーンリスクやロシア・ウクライナ情勢等の地政学的リスクの高まり等依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの業績に影響を及ぼす半導体業界は、新型コロナウイルス感染症拡大を契機としたデジタルトランスフォーメーション投資の加速やオンラインコミュニケーションの増加等による次世代通信規格5G、データセンター関連需要や自動車、産業機器需要等が追い風となり堅調に推移しています。Semiconductor Equipment and Materials International(SEMI)が発表した2022年第2四半期の世界半導体製造装置市場統計によると、半導体製造装置販売額は、台湾、北米等で前年同期比増となり、世界全体では前年同期比6%増の26,430百万ドルとなりました。
また、FPD(フラットパネルディスプレイ)関連市場は、テレビ需要、PCモニタ需要の減速、パネル価格の下落に加え中国・上海でのロックダウンの影響等によりFPDメーカーの投資計画が遅延している状況です。
このような状況下、当社グループは海外では半導体・FPD関連企業、国内では製薬・半導体関連企業を中心に積極的な営業活動を展開し、受注獲得に努めてまいりました。
これらの事業活動により、旺盛な半導体設備投資を背景に中国、台湾、韓国の半導体関連企業からの受注が増加したことに加え、アメリカ及びその他地域で大型水処理装置を受注したこと等により受注高は58,865百万円(前年同期比232.5%増)の大幅増となりました。水処理装置については、国内外の水処理装置案件の工事が順調に進捗し、売上高は13,483百万円(同51.0%増)となりました。また、メンテナンス及び消耗品については、半導体関連企業を中心に受注は堅調に推移し、売上高は5,051百万円(同21.7%増)となりました。その他の事業については、国内、台湾等において半導体関連企業向け配管材料の受注が増加し、売上高は996百万円(同84.3%増)となりました。
利益面については、各事業で増収となりましたが、原価低減が奏功した高採算の大型水処理装置が前期までに一巡したことに加え、一部の水処理装置の原価上昇と販売費及び一般管理費が増加したこと等により、営業利益以下の各段階利益において前年同期を下回りました。
以上の結果、売上高は19,531百万円(同43.4%増)、営業利益は1,590百万円(同27.8%減)、経常利益は1,824百万円(同18.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,257百万円(同18.3%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(報告セグメントの区分方法の変更)
前連結会計年度より、当社の取締役会において必要性が増したことにより、「アジア」に含めておりました「韓国」「中国」「台湾」を独立掲記しております。また、前第2四半期連結累計期間のセグメント情報については、変更後の区分方法により作成したものを記載しております。
① 日本
水処理装置については、国内、韓国及び中国の半導体関連企業からの受注が堅調に推移し、メンテナンス及び消耗品については、更新・改造工事やメンテナンス等の受注が堅調に推移し、売上高は9,498百万円(前年同期比7.6%増)となりましたが、原価低減が奏功した高採算の大型水処理装置が前期までに一巡したことに加え、一部の水処理装置の原価上昇と販売費及び一般管理費が増加したこと等により、営業利益は570百万円(同64.8%減)となりました。
② 韓国
水処理装置、メンテナンス及び消耗品ともに半導体関連企業を中心に受注は堅調に推移いたしました。売上高は、水処理装置、メンテナンス及び消耗品の増収により2,651百万円(同108.8%増)となり、営業利益は水処理装置、メンテナンス及び消耗品の増収増益により244百万円(同40.0%増)となりました。
③ 中国
大型水処理装置を複数受注するなど堅調に推移いたしました。売上高は半導体関連企業の水処理装置案件の工事が順調に進捗したことにより4,824百万円(同260.0%増)となり、営業利益は211百万円(同155.6%増)となりました。
④ 台湾
半導体関連企業からの大型水処理装置受注に加えメンテナンス及び消耗品受注が堅調に推移いたしました。売上高は水処理装置、メンテナンス及び消耗品の増収により2,502百万円(同16.7%増)となり、水処理装置、メンテナンス及び消耗品の増収増益等により営業利益は555百万円(同73.4%増)となりました。
⑤ アメリカ
半導体関連企業から大型水処理装置を受注いたしました。売上高は半導体関連企業向けのメンテナンス及び消耗品販売により54百万円(同47.9%増)となり、営業利益はメンテナンス及び消耗品の増収により7百万円(同104.3%増)となりました。
(財政状態)
当第2四半期末の総資産は、前連結会計年度末に比べて11,929百万円増加し、39,020百万円となりました。これは主に、現金及び預金が8,833百万円、仕掛品が1,080百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べて11,006百万円増加し、22,165百万円となりました。これは主に、契約負債が9,932百万円、短期借入金が849百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
また、純資産については、前連結会計年度末に比べて922百万円増加し、16,854百万円となりました。これは主に、利益剰余金が659百万円増加したこと等によるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ9,201百万円増加し、17,649百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、8,464百万円(前年同期は1,442百万円の使用)となりました。これは主に、契約負債の増加が9,323百万円となったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、38百万円(前年同期は553百万円の獲得)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入が1,541百万円となった一方で、有形固定資産の取得による支出494百万円、定期預金の預入による支出が1,090百万円となったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、266百万円(前年同期は246百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入れによる収入が855百万円となった一方で、配当金の支払額が597百万円となったこと等によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、104百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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