【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループの「鮮魚の販売事業」は、主力商品であるハマチの販売数量が増加し、魚価の安定推移もあり増収となりました。また、「餌料・飼料の販売事業」も、餌飼料の価格上昇により大幅な増収となりました。
利益面では、売上高は伸びたものの販管費が増加(貸倒引当金が前年同期は戻入、当第2四半期連結累計期間は繰入及び諸経費高騰)し、また、養鰻事業においても稚魚不漁により稚魚代高騰や飼料高騰による養殖原価高も相まって各利益は前年実績を下回るものとなりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は219億75百万円(前年同期比16.1%増)、営業利益は9億32百万円(前年同期比42.3%減)、経常利益は12億8百万円(前年同期比33.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億2百万円(前年同期比42.6%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。
セグメントの名称
2023年3月期
第2四半期連結
累計期間売上高
(百万円)
2024年3月期
第2四半期連結
累計期間売上高
(百万円)
対前年同期比較
金額差異
(百万円)
増減率
(%)
鮮魚の販売事業
12,055
12,854
799
6.6
餌料・飼料の販売事業
6,838
9,088
2,249
32.9
その他の事業
35
33
△1
△5.1
合
計
18,929
21,975
3,046
16.1
(注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。
「鮮魚の販売事業」では、売上高は128億54百万円(前年同期比6.6%増)、セグメント利益は2億39百万円(前年同期比63.2%減)となりました。
「餌料・飼料の販売事業」では、売上高は90億88百万円(前年同期比32.9%増)、セグメント利益は6億90百万円(前年同期比29.1%減)となりました。
「その他の事業」では、売上高は33百万円(前年同期比5.1%減)、セグメント利益は1百万円(前第2四半期連結累計期間はセグメント損失17百万円)となりました。
なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。
当社グループの財政状態は、当第2四半期連結会計期間末の資産合計は491億82百万円で前連結会計年度末に比べ19億16百万円(4.1%)増加し、負債合計は134億41百万円で前連結会計年度末に比べ10億83百万円(8.8%)増加し、純資産合計は357億41百万円で前連結会計年度末に比べ8億33百万円(2.4%)増加いたしました。
この結果、自己資本比率は72.7%(前連結会計年度末は73.8%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、153億11百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は9億35百万円(前年同期比43.5%減)となり、これは主に税金等調整前四半期純利益の計上(12億8百万円)、売上債権の増加(12億45百万円)、仕入債務の増加(12億86百万円)等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は8億48百万円(前年同期比22.6%減)となり、これは主に有形固定資産の取得による支出(7億26百万円)等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は3億37百万円(前年同期比29.7%減)となり、これは主に長期借入金の返済(93百万円)及び配当金の支払い(2億44百万円)によるものであります。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は1百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。