【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期累計期間における日本経済は、新型コロナウイルス感染症の第7波により感染が再拡大いたしましたが、感染者数の全数把握の見直し等、各種コロナ政策が段階的に緩和され、経済活動は徐々に正常化に向かいつつあるものの、ウクライナ情勢等に起因した原材料価格・エネルギー価格の高騰を受け、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社を取り巻く環境は、医薬事業では毎年の薬価引下げ等の薬剤費抑制政策が継続的に推し進められ厳しい環境下にありますが、ヘルスケア事業では国内消費の落ち込みが緩やかに持ち直しつつある状況に加え、外国人観光客の入国制限も一部緩和され、インバウンド需要も徐々に回復しつつあります。
この結果、当第2四半期累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当第2四半期会計期間末における総資産は、147億3千7百万円となり前事業年度末比2億1千5百万円(1.4%)の減少となりました。流動資産は85億3千5百万円となり7千2百万円(0.8%)の減少、固定資産は62億1百万円となり1億4千3百万円(2.3%)の減少となりました。
流動資産が減少いたしましたのは、現金及び預金が増加した一方、売掛金、未収入金が減少したことが主たる要因であります。固定資産が減少いたしましたのは、投資有価証券が増加した一方、保険積立金が減少したことが主たる要因であります。
一方、負債の部は、31億5千8百万円となり前事業年度末比3億1千4百万円(9.0%)の減少となりました。流動負債は16億8千3百万円となり3億2千5百万円(16.2%)の減少、固定負債は14億7千5百万円となり1千1百万円(0.8%)の増加となりました。
流動負債が減少いたしましたのは、買掛金が減少したことが主たる要因であります。一方、固定負債が増加いたしましたのは、繰延税金負債が増加したことが主たる要因であります。
純資産の部は、115億7千9百万円となり前事業年度末比9千8百万円(0.9%)の増加となりました。その他有価証券評価差額金が増加したことが主たる要因であります。
この結果、自己資本比率は、前事業年度末の76.8%から78.6%となりました。
b.経営成績
当第2四半期累計期間の売上高は40億1千9百万円(前年同期比0.3%増)、営業損失8千5百万円(前年同期は営業損失1億7千2百万円)、経常損失2千7百万円(前年同期は経常損失1億5千3百万円)、四半期純損失は2千1百万円(前年同期は四半期純利益1億1千1百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同四半期との比較については変更後の報告セグメントの区分に基づいております。詳細については、13ページ「セグメント情報」の「2.報告セグメントの変更等に関する事項」に記載しております。
医薬事業では「マキュエイド眼注用40㎎」、「カルテオロール塩酸塩LA点眼液」の売上が増加いたしましたが、「ドルモロール配合点眼液」及び長期収載医薬品である「リズモンTG点眼液」の売上が減少し、また原薬提供停滞に伴う供給停止により「FAD腸溶錠」の売上が減少いたしました。その結果、売上高は21億3千1百万円(前年同期比2.5%減)となりました。
ヘルスケア事業では、「アレジフェンス」の売上が増加いたしましたが、通販事業における「アバンビーズ オーラルタブレット」及び主力製品の「強力わかもと」の売上が減少いたしました。その結果、売上高は8億5千万円(前年同期比12.3%減)となりました。
グローバル事業では、一部受託製品が減少いたしましたが、海外向け「わかもと」の売上が増加いたしました。その結果、売上高は9億4千9百万円(前年同期比21.2%増)となりました。
不動産賃貸業の主たる収入はコレド室町関連の賃貸料であります。テナント入替の影響で一時的に減少したオフィス賃貸料が回復したことに加え、各種コロナ政策が段階的に緩和され、経済活動が活性化したことにより商業賃貸料も増加いたしました。その結果、売上高は8千9百万円(前年同期比28.8%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末から4億2百万円増加し、36億3千4百万円となりました。その内容の主なものは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において営業活動により増加した資金は2億5千4百万円となりました。(前年同期に比べ収入が8千5百万円増加)
この主な要因は、税引前四半期純損失が2千7百万円、非資金支出項目である減価償却費が2億2千7百万円、売上債権の減少が2億2千万円、仕入債務の減少が3億5千9百万円あったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動により増加した資金は1億4千9百万円となりました。(前年同期に比べ収入が1億3千6百万円減少)
この主な要因は、保険積立金の解約による収入が2億3百万円あったためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において財務活動により減少した資金は1百万円となりました。(前年同期に比べ変動僅少)
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期累計期間における当社の研究開発活動の金額は3億1千4百万円であります。なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
今後につきましては、引き続き永続的企業発展のために眼科領域の新薬開発を基本に、成長分野での長期的視点に立った研究開発を推進してまいります。
