【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当社グループが属する鍼灸接骨院業界におきましては、療養費が減少傾向にあり、自費施術及び物販の拡大が課題となっております。このような状況の下、当社グループは、各種セミナーの開催、ほねつぎチェーンの加盟院の増加、自費施術に使用する機材の販売、アトラ請求サービスの会員の増加、HONEY-STYLEの利用院の増加に取り組みました。また、株式会社ペリカンにおいて、玩具販売の拡大に取り組みました。この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が2,108,179千円(前年同期比2.8%減)、営業損失が65,417千円(前年同期は営業損失が13,290千円)、経常損失が57,618千円(前年同期は経常損失が21,222千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失が71,675千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失が25,671千円)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。
(鍼灸接骨院支援事業)当セグメントの売上高は1,326,539千円(前年同期比0.8%減)、営業損失は27,107千円(前年同期は営業損失が66,672千円)となりました。支援内容別の概要は以下のとおりであります。
・ほねつぎチェーン既存の鍼灸接骨院の加盟促進及び直営店の売上拡大等に注力しました。この結果、売上高は249,467千円(前年同期比6.1%減)となりました。
・機材、消耗品販売療養費が減少傾向となる中、自費施術に使用する機材の需要は拡大しております。当社グループは、アトラアカデミーにおいて、動画の充実に取り組み、会員の増加を図っております。また、セミナーの開催をとおし、自費施術に使用する機材の拡販に取り組んでおります。また、鍼灸接骨院専門ECサイトであるアトラストアでは、あしたの私をつくるケアカタログ「トトリエ」を発行し取扱商品の拡充を図りました。この結果、売上高は373,733千円(前年同期比6.7%減)となりました。
・アトラ請求サービス新規開設院の入会及びA-COMSファイナンスサービス利用院の拡大等に注力しました。この結果、売上高は263,631千円(前年同期比2.6%減)となりました。
・HONEY-STYLE鍼灸接骨院の口コミ/予約システムであるHONEY-STYLEの利用院増加に注力しました。この結果、売上高は62,567千円(前年同期比25.7%増)となりました。
・介護支援ほねつぎデイサービスの加盟店開発、既存加盟店のロイヤリティ収入の拡大及び直営店の売上拡大等に注力しました。この結果、売上高は267,987千円(前年同期比30.4%増)となりました。
・その他売上高は109,152千円(前年同期比24.8%減)となりました。
(玩具販売事業)ペリカンにおいて、玩具・文具等の拡販に注力しました。この結果、当セグメントの売上高は781,639千円(前年同期比6.0%減)、営業損失は32,228千円(前年同期は営業利益52,182千円)となりました。
財政状態の概況は以下のとおりであります。(資産)当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ491,633千円減少し、4,160,805千円となりました。これは主に、現金及び預金が224,237千円、営業貸付金が23,202千円、商品が61,341千円及び投資有価証券が26,997千円減少したことによるものであります。
(負債)当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ437,933千円減少し、2,907,349千円となりました。これは主に、買掛金が213,445千円及び長期借入金が159,284千円減少したことによるものであります。
(純資産)当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ53,699千円減少し、1,253,456千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失を71,675千円計上したことによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,009,905千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な内訳は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、9,749千円の支出(前年同期は175,496千円の支出)となりました。主な内訳は、資金の増加要因として、減価償却費の計上66,051千円、営業貸付金の減少額23,202千円、棚卸資産の減少額57,832千円、資金の減少要因として、税金等調整前四半期純損失の計上56,108千円、仕入債務の減少額213,445千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、36,726千円の支出(前年同期は64,932千円の支出)となりました。主な内訳は、資金の増加要因として、投資事業組合からの分配による収入52,923千円、資金の減少要因として、有形固定資産の取得による支出51,748千円、無形固定資産の取得による支出20,325千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、177,761千円の支出(前年同期は335,088千円の支出)となりました。主な内訳は、資金の増加要因として、長期借入れによる収入19,900千円、資金の減少要因として、長期借入金の返済による支出195,249千円であります。
(3) 経営方針・経営戦略等当第2四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について、重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。
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